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love u... 70 ページ21
焦って
もう少し後ろを見ると
不自然に少し後ろを歩くAさん
ーーどうしました?お腹痛い?
と駆け寄ると、
『いえ、大丈夫です。隣はまずいでしょ、なんかあったら責任取れないし…』
と小さく言う。
(そういうことか)
と納得して、
俺は彼女の右手を強引に握って、歩き出した。
振り向くと、
猫っぽい切長の大きな目をさらに大きくさせて
驚いている彼女。
ーー大丈夫だから。信じて。
そう彼女の目を見て言った。
観念したような彼女は
大人しく一緒に歩いてくれた。
途中、少し冬を感じる空気の冷たさに
彼女の手と一緒にパーカーのポケットに仕舞い込んで
突然きゅっと握り返された手を
それよりすこし強い力で握り返した。
何も喋らずにパーキングまで歩いた。
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作者名:Nagi | 作成日時:2021年2月27日 0時