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love u... 52 ページ3

ちょうどその時、
もしかして監視カメラで、この雪解けの瞬間?を見てたのか?って疑うくらいのベストなタイミングで次の料理が運ばれてきた。


『おいしそー!』


まだ前菜にも手をつけられてない
なんならドリンクをやっと飲めたところ。


彼女はスパークリングワインをハイペースで煽る

まぁ、もう炭酸も抜けておいしくなさそうだから次のを頼もうか、なんて思ってた時、
『すみません、』と店員に話しかける彼女。

『彼からワインがおすすめと聞きました。このお料理に合うワインをいただけますか?』


そう、店員とやり取りする彼女を見て
大人だなぁ、とか
横顔やっぱ綺麗だなぁ、とか
…釣り合うのは大人な男だろうなぁ、とか

そんな事思いながらドリンク飲んでたら
少しくらっとして。

(あれ?ノンアルだよな、、)

もう一度口つけるとちゃんとノンアルだと分かる。




あぁ、彼女に酔ったのか笑

これまで感じた事ないくらい
Aさんという存在に引き込まれ惹かれていく自分
彼女はに酔った、なんて
こんな若干きもいことも普通に思えちゃう。


『ほんと、ここワイン美味しいですね!』

店員が部屋を出てすぐ彼女が微笑みながらそう言う。
もう、彼女の言葉や言動一つ一つが俺の心を揺さぶってくる。

なんとか平静を装いながら

ーーほんと?喜んでもらえてよかったぁ

なんて返してるけど
もう あなたに惚れてます って顔に書いてあるんじゃないかってくらい、
そのくらい惚れてる。余裕がもてない。


ーーワインお好きなんですか?

『はい、結構すきです』

ーー白ですか?

『んー、料理に合わせてって感じですけど、どちらかと言うと赤ですかね』

ーーほんと?俺もです


やっと前菜に手をつけながら
何気ない会話をしていると

ドアが開き、彼女の白ワインが運ばれてきた


『田中さん、何飲まれますか?』

いつのまにかもう2口くらい残っただけの俺のグラスをみて気遣ってくれた彼女。

ーーあ、おなじので、

普段なら、次何飲む?って結構
俺がそのセリフを言う側。
メンバーや大人の人とか、プライベートでも。

だからやたら新鮮だった。
なにより、俺がいつもの俺じゃない事を再認識できた



『ハムもチーズも最高ですね』

ほんとおいし、ってニコニコしながら見てくる。

(どんだけ惚れさせんだよ)

って心の中で悪態?ついて、笑

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設定タグ:田中樹 , SixTONES , 年上   
作品ジャンル:タレント
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作者名:Nagi | 作成日時:2021年2月27日 0時

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