【GIANTS】短編集

☆ズムサタ後［石川慎吾］ ページ50

今は慎吾くんと録画したズムサタを鑑賞中






「カメラの前だとカッコつけるよね」






石「元がカッコええから
自然にそう見えるだけや」






ナルシストー
なんて言いながらこんな時間が
大好きだったりする






石『あ、あそこにおるチビです』






「ちょっと、チビって何」






石「俺嘘つけん」






このヤロー、
てかなんでさっきから顔赤いんだ？






「なんで顔赤いの？」






石「風呂上がりだから
(やばい、これ結構恥ずかしいこと言わへんかったか)」






ふーん？






人差し指ほっぺをつつきながらいうとやめろや
と言いながら柔らかく微笑む慎吾くん






てか慎吾くん私に惚れ直したことあるのか？






一回そう思うと不安になってくる






石『彼女とおったらそう言うのがあんま気にならんくなってきたんで笑笑』






「あんま気にならんの？」






石「お前言うこと聞かんもん。諦めた」






なんだ諦めたって






「じゃ、ベットでポテチ食べる」






石「え、それはあかん、あかん、絶対ダメやからな」






ちょっとからかっただけなのに
すごい焦ってるし笑笑






石『そりゃあもう毎日ですよ』






毎日？






石『朝球場入りした時に絶対会うんですけど
挨拶して『うぉ！この子かわいい！あ、俺の彼女か』みたいな笑笑』






毎朝そんなこと考えてたのか






慎吾くんの方を見ると
さっきより真っ赤で






からかってやろうと思ったけど
なんか自分も恥ずかしくて何も言えない






「……」






石「……いや、なんか言ってや恥ずかしいやろ(やっぱ言っちゃてたよ)」






こっちの方が恥ずかしいんですけど？






石『もうね、一人だけオーラがちゃうんすよ。光り輝やいてます、天使天使』






私たちの状況とは関係なく続く
テレビから流れる慎吾くんの言葉






「恥ずかしいなら変なこと言わないでよ」






石「言ったやん、俺嘘つけんって」






なんか、ありがとう？笑笑

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