恋の確率 0.00001%【桃】 (ページ9)

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さとみside

Aちゃんと通話をしてから一週間が経った

あれ以来、Aちゃんとは一言も会話をしていない

やっぱ無理矢理すぎたか

俺がAちゃんに話すことなんて特にないしな…

てか、交換する意味あったか？

何か話すことは…

食事に誘ってみるか？

※この世界にコロナなんて言う醜いウイルスは存在しませんので、お食事をしてもコロナにかかることはございません by作者

うん、そうしよう

お互い相手のことをまだ全然知らないから、この機会に相手のことをもっと知ることができる

やっぱ俺って天才なんやな←

でも、何て言って誘えばいいんだ…？

あ、あそこにちょうどジェルがいる

ちなみにジェルは、俺の幼馴染みで、いっしょにこのな組に入った

よし、聞いてみよ

さ｢ジェル～｣

ジ｢なんや？さとちゃん｣

さ｢あのさ、女の子を飯に誘うときって何て言って誘えばいいと思う？｣

ジ｢え？！さとちゃんもしや恋人できたんか…？｣

さ｢そんなわけねーだろ。まだ知り合って一週間しか経ってないし。全然話せてないからきっかけになったらな～って思っただけ｣

ジ｢あ、そうなんや。で、何て言ったらいいかって、今度の○○、よかったらご飯食べに行かない？でいいんやない？｣

さ｢シンプルすぎないか…？｣

ジ｢シンプルの方が相手も少し軽い気持ちで行けていいんやない？｣

さ｢そうか…？じゃあ、送るからな…？｣

ジ｢どうぞ～｣

やばい、マジで緊張するわ…

よし、送ろう。

さとみいきなりでごめんね。今度、いっしょにご飯食べに行かない?最近全然話せてなかったしどうかなーって思ったんだけど…もし大丈夫だったら、予定はAちゃんに合わせるよ。考えといてくれるかな?

さ｢これでいいのか…？｣

ジ｢きっと大丈夫やよ。じゃあ、頑張ってな～仕事もお食事会も♪｣

さ｢お食事会もって…まぁ、ありがとな｣

ジ｢どういたしましてっ♪｣

そう言ってジェルはスキップをしながら去っていった

いや、俺っていい幼馴染みをもったな。

あんなにいい幼馴染みは滅多にいないだろう

やっぱり持つべきものはジェルなんよな←

そんなアホなことを考えていたら

一件の通知が届いた