恋の確率 0.00001%【桃】 (ページ47)

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Aside

今日もいつも通り本部に向かって会議をした

る｢よし、今日の会議はこれでおしまい。あ、待って！大事なことを言い忘れてた…

る組は、2週間後にな組と合併するよ｣

え、嘘でしょ…何で…？

部下1｢な、なぜ急に？｣

る｢昨日のお茶会でふと思ったんだよね。僕たちいつまで争ってるんだろうって。僕は一番になりたいから、皆に頂点の景色を見せてあげたい。でも、な組もすごく頑張ってるから決着がつかないでしょ？それじゃ一番になれない。だったら合併して一番になることが近道になる。僕たちはな組に降参することと同じだけど、な組もそうだよ。別に恥ずかしがることじゃない。それで一番をとれれば僕はいいとおもう｣

部下2｢降参なんて…本当にいいんですか？｣

る｢うん。だって向こうも降参してきてるんだから、どっちもどっちだよ。だなら何も恥ずかしいことはないよ｣

部下3｢組長がそう言うなら…ついていきます｣

る｢じゃあ、ぼくについてきてくれる人は手をあげて｣

ほとんどが手をあげていた

な組と合併かぁ…え、な組と合併？！

嘘でしょ…？！じゃあ、さとみ君とまた会えるの…？

そんなのついていかない選択肢なんてないよね？

私は迷わず手をあげた

る｢…みんなありがとう。これからもよろしくね。じゃあ、本当に今日の会議はおしまいね｣

『あ、るぅと君！ちょっとお話いいかな？』

る｢いいけど…何？｣

『あのさ…合併の理由って、それだけ？他に何かある…？』

る｢…A、一年前から調子よくないこと知ってる？｣

『…うん。前に比べたら成績が悪い気がしてたよ』

る｢それ、さとみ君と別れてからだよね。さとみ君も、Aと別れてからいつも通りじゃなくなったらしくて、それじゃお互いちょっと困るねってなーくんと話したよ｣

『そんな…私たちのことでるぅと君は自分の力で一番になることを諦めちゃうの？』

る｢諦めたって…どうせAが本調子にならないと一番にはなれない。それに僕となーくんは…Aとさとみ君に幸せになってほしかったの…別れた日からずっとなーくんと僕は罪悪感がすごかったんだよ…だから、お願いだから…

幸せになって｣

『るぅと君…ありがとう…ありがとう…！』

私はるぅと君に泣きながら抱きついた

る｢ちょっとA…//さとみ君が嫉妬しちゃいますよ…｣

『あ、ごめんなさい…よし、仕事頑張る！』

る｢うん、頑張って｣

２週間後が待ちきれないな