恋の確率 0.00001%【桃】

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Aside

疲れたなぁ





あ…タクシーの中で触られたわ…最悪





お風呂で2倍は洗っとこ




そんなことを考えていたらあっという間に家に着いた





『ただいま〜』





ゆある｢ニャー｣





毎回恒例のゆあるによる癒しタイム





嫌な仕事があってもゆあるで一気にリセットされる





もう大天使ゆあるちゃん





『お風呂入ってくるね〜』





ゆある｢にゃー｣





私はお風呂場に向かった





〜お風呂場〜

あーこんな露出度高い服着なきゃよかったな…すごいちょろかったし





まあ、早く洗お





いつもの2倍は洗ってお風呂を出た





あ、連絡しなきゃ





え、誰にって？





それは…さとみ君…





毎日仕事終わってお互い時間があったら電話しよって約束を先日いたしまして…





って、なんかすっごく恋人みたいなことしちゃってるじゃん！





こんなこと普通の人はしないよね





でも、なくなったら全然話せなくなっちゃうってことになるし





私たちの中ではこれが普通って思っていよう





あ、早く連絡しないと





さとみ君とのトーク画面を開いた





さとみ電話OKだよ





もうさとみ君大丈夫なのか…





A私も電話OKです。いまかけるね





よし、かけよう





てん×11てれれん♪





さ｢もしもし？聞こえてる？｣





『もしもーし、聞こえてるよ』





さ｢よかった。今日は仕事あった？｣





『あったよ…会議に遅刻しちゃって訓練5倍になったし…やっぱり一番嫌なのは男を落とす仕事がね』





さ｢そっか…お疲れ様。でもAちゃん可愛いから男なんてすぐ落とせちゃいそうだけどね〜｣





『そんなことはないよ…さとみ君こそ女の人なんてちょちょいのちょいでしょ？』





さ｢ちょちょいのちょいってwでも、なんか嫌だよな。愛してるふりをするって｣





『嫌だよね…わかるの？』





さ｢当たり前だろ？同じ職業なんだから｣





なんかいいな…自分の気持ちを分かってくれるのって





これまでは自分の気持ちを話すことすらできなかったから





自分の気持ちを分かってくれる人がいるなんてすっごく幸せ





時はあっという間に過ぎてしまい、30分が経った





さ｢さあ、そろそろ寝ようかな｣





『そうだね。今日はありがとう』





さ｢いいえーまた明日話せるといいね｣





そうして私とさとみ君との通話は終わった





この通話は毎日の日課になっていた

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