恋の確率 0.00001%【桃】 (ページ27)

今日:29 hit、昨日:23 hit、合計:55,914 hit

確率0.00025% ページ27

Aside

あぁ、帰っちゃった

さっきまであんなに楽しかったのに

今では一人ぼっち

慣れているはずなのに、なぜかすごく寂しい

本当は行ってほしくなかった。ずっと一緒にいたかった。

そのくらい、さとみ君といるのは楽しくて、とっても幸せ

さとみ君と一緒に暮らしたらきっと毎日が楽しいにちがいない

そんなこと、叶うわけがないけれど

ゆある｢ニャー｣

『どーしたのゆある？眠いの？』

ゆある｢ニャー…｣

『あらそーなの、おやすみゆある』

はぁ、なんてかわいいのでしょう私のペットは

この子がいなかったらどんなに寂しい思いをしてただろうか

『いつもありがとう。ゆある』

　
ゆある｢Zzz…｣

しばらくゆあるの背中を撫でていた

あ、そういえば明日はお仕事だった…

予定確認しておかないと…

私は、予定表を持ってきて開いた

『えーと…９時から１０時まで会議で…１０時３０分から１２時まで特訓でご飯食べて…』

ここまでは毎日同じ

たまに会議の時間が延びたりするけど、大体はこのスケジュール

『えーと、その先が１３時から女と待ち合わせで、次の１６時までに殺って…１６時から男と待ち合わせで、そこから夜まで付き合い防音のホテルで殺るのが最後ね』

明日はそんなに大変じゃなさそうだな

いや、いつもと比べたら明日はそんなに仕事は多くない

多いときは5、6件ある時もあるし…

でも、明日の仕事は面倒なんだよね…

女とは仲良くなってから優しく殺ってねって言われてるし、

男は午後４時からずっと好きでもない人を好きなふりをしなきゃいけない

慣れはしたけど、嫌なことは変わらない

まあ、これが仕事なのだから仕方がない

『よし、ゆあるも寝たし、私も明日のために今日は早く寝ようかな』

私はお風呂に入り、寝る準備をして、ベッドにダイブした

その後、あっという間に寝てしまった