恋の風は歌声とともに (ページ4)

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04.ノックページ4

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あと数センチで安田先生の唇が近づいてくる

身体が麻痺しちゃって、どうすればいいかわからないと思ったその時…

ガチャ

？「…失礼しましたー」

「え？今のって、」

章「ちょっと、すばるくん！普通ノックくらいしてから入るやろ！」

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？「すまんすまん。横から聞いて、ボイトレの体験希望者がヤスといるってどんな子か気になってな」

章「ふーん、人見知りなすばるくんでも体験希望者は気になるんやな」

？「うっさいわ。ヤスの授業終わったら俺の教室に来てな！」

「あ、はいっ」

章「今日はこれでいいや。すばるんとこ行ってええよ。でも、Aちゃんのこと気になるから連絡先交換しない？」

「…はい」

・

安田先生と連絡先交換し、すばるくん？と言われる先生の教室へ行く

あたしはしっかりとノックする

す「どうぞ」

「失礼します。佐橋Aです。よろしくお願いします」

す「渋谷すばるです。よろしく」

「…あの、先日ショッピングモールで歌っていたのは…渋谷、先生ですか？」

・

す「…あー、歌ったな。え、聴いてたん？」

「はい。渋谷先生の歌声が身に染みました」

す「ありがとぉ。じゃー、なんか好きな歌歌って」

「え、じゃあ…」

元彼から教わった曲を歌うことにした