恋の風は歌声とともに (ページ30)

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30.レモンサワーページ30

大倉忠義side

A「亮くんのばぁか。何でアメリカ行ったこと隠してたのよ。しかも、今このタイミングで帰ってくること自体おかしいっつーの」

A「…ぐびっ、ぷはっ。あー、もう飲まないとやってらんない。すみません！レモンサワー下さい」

・

凄い勢いで飲む佐橋

久しぶりに元彼に会ったのか、本人を目の当たりにして愚痴り出す

亮「相変わらず、飲みっぷりだけはええな」

「そんなに強くないのに、ヤス、レモンサワー飲んでやって」

章「ん、わかった」

店員「レモンサワーです」

章「ありがとう。水下さい」

店員「少々お待ち下さい」

・

レモンサワー頼んだの忘れてるのか、寝てる佐橋

誰が介抱すんねん

章「んー、レモンサワー美味いな」

亮「一口飲んでもいい？」

章「ええよー」

亮「おー、久しぶりのレモンサワー美味い」

「そうや、亮くんに見せたいものあんねん」

亮「え？何？」

・

寝てるから大丈夫やろ

例のYouTubeの動画を見せることに…

亮「え、Aがギター弾きながら歌ってる！しかも、この曲俺とヤスが作詞作曲したやつ」

章「1週間で覚えて昨日音楽教室で披露してくれた。それがこれ」

亮「1週間で覚えた！？仕事もあんのに？」

「元彼の亮くんを見返すためや」