重い愛⋯【羽宮一虎】3

98話 ページ6

　
　
　
　
　


一虎「また、明日な！あ、朝やっぱり毎日起きるのしんどいから遅れて学校行くわ」

「…わかった！」
　
　
　

こうしてその日は終わった。


　
　
　


次の日、
　


私はいつもどおりに教室に入るとクラスメイトが話しかけてきた。



ク1「あれ？今日は一虎くんと一緒じゃないんだ！」

「そうなんだ笑やっぱり朝はしんどかったみたい笑」

"あはは"っと笑って答えた。
　
　
　

1限目が終わった頃に携帯を見てみると、一虎からメッセージが来てた。


　
　
一虎2限目終わる頃に行く
A りょーかい!

とだけ返して次の授業を受ける。

　
　


2限目が終わり、そわそわしていると彼の姿が見えた。
　
　
　
　
彼に声をかけようと立ち上がった時だった、

「あ……っ」


例の一虎がネクタイをあげた女の子が一虎のそばに駆け寄ってニコニコと話しかけていた。
　
　

(あの子…)
　
　

女の子は私が見ていることに気づいたのか、
一虎の耳にコソコソと話して戻って行った。

　
　

一虎「……」
　
　

一虎は何か考えているようだった。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


＿＿＿あの子に何を言われたんだろう…。

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