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妖刀に憑く妖についてページ14

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■妖のついて

(私好みの女メーカー様から作成)

牡丹に憑く花の妖。
幻覚を見せる能力を持っており、彼女の真の姿を見たものは数少ない。
現在は、亡くなった梓の恋人の姿を模しており、アッシュブラウンの髪色に海色の瞳を宿す。
当初髪はおろしていたのだが、梓からプレゼントされたリボンを気に入りそれからというものは１つに束ねている。
特級の妖刀ということで、彼女自身も立場のある妖であり花や植物に関連する妖の中では名を知らない者はいない。有数の妖である。
花弁と共に現れる彼女の戦闘は相手を惑わせる。幻覚を見せ、眠りにつかせる。
強力な妖力であり彼女の世界にかかった者は逃れるのは容易ではない。

人間を愛しており、妖の立場にありながら襲われる人間をひっそりと助けていた。
かつて彼女は、人間との禁断の恋をし、人のやさしさに触れていた。そのため、人間のことを大切にしている。

梓のことは幼少期から知っている。
というのも彼の神社にある牡丹に彼女は宿っており、碓氷家の人間を見守って生きていた。
姿をみせるようなことはしてこなかったが、神木からそっと彼のことを見守っていた。
そのため、梓自身、彼女の存在は認知していないが、彼女の澄んだ空気には覚えがあるらしく、初めて遭遇したときにはこれが初めてではないと気づいている。

彼が最愛の彼女を失った夜、胸騒ぎがし梓の様子を見に行ったときにはすでに遅く、幼少期から見ていた彼が悲しみに沈んでいる姿に胸を打たれる。
彼女の死に敬意を示す牡丹はその夜から彼女の姿を模すようになった。
あの夜、もう少し早く来れていれば…と今でも彼女は悔いている。

雄太刀のメンバーからは気軽に牡丹、牡丹ちゃんと呼ばれている。
また、妖廻組の影藤美月の妖刀に憑く妖である雪女さんとは知人であり「雪女さん」「雪女殿」と呼んでいる。また彼女からは「牡丹」「牡丹の君」と呼ばれている。