【合作】―Division Battle―【ヒプマイ】

風邪 M2 byLon ページ22

DOPPO

「…ただいま。」

「悪いな、帰るの遅くなって。」

「熱、大丈夫か?……まだ大分下がってないみたいだな…。」

「新しい冷えピタとってくるよ。」

彼が終電よりも早く帰ってくるのは、一体いつぶりの事だろうか。遅くなった、と言ったとはいえ、普段に比べれば随分早い。心配かけて悪いなあと思いつつ、急いでくれた事が少し、嬉しかった。

「ほら、おでこ出せ。」

「なんか他にして欲しいことあるか? 」

「…側に居てって……ガキじゃねぇんだから。」

「嘘だって、怒んなよ。Aが満足するまでいてやるから。」

そう言って彼は、横になっている私の横に寝転がる。風邪が移っちゃうよ、と言っても、大丈夫という言葉しか返ってこなかった。ふわふわと、所々エメラルドの臙脂色の髪からする彼の香りが、鼻腔を擽る。自分が熱いせいだろうか。彼の手がひんやりとして、気持ちいい。

「あーもう、俺まだ風呂も飯もまだなんだけどなぁ…。」

「Aが可愛いからこっから離れられん。」

優しく腕を背中の方に回した彼は、そのままそっと私の体を引き寄せる。

「早く元気になってくれよ。」

「…今にも手、出しちゃいそうだから。」

◆◇◆◇
遅れてすみませんでした…(__)
まてんろの口調が掴めません((

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