【合作】―Division Battle―【ヒプマイ】

バレンタイン M.T.C byリオ ページ13

〈碧棺左馬刻〉

「甘い匂いすると思ったら、今日バレンタインか・・・貰っといてやるよ」

上から目線で言ってきますが、内心とても喜んでいます。
あなたが『甘いの苦手だろうから甘くないのにしといたよ！』と笑顔で言えば、

「よくわかってんじゃねぇか」

と言いながら、あなたの頭を撫でてきます。

「口移ししてくれるんだろ？」

・・・だそうです・・・。


〈入間銃兎〉

「女性の方から沢山のチョコ貰いましたが・・・お前からはないのか？」

帰ってきたと思ったら、両手に大きな紙袋・・・まぁ、わかりますよね？
紙袋を置くと、スーツを脱ぎながら言ってきます...
いちおう手作りを用意していたが、紙袋からを見る限り高級そうな包装が・・・
あなたが渡すのに躊躇していると、

「これは想像以上だな・・・」

そう言うと銃兎は紙袋をゴミ箱へ持っていく...
あなたが『何してるんですか！？』と言えば、

「お前を嫉妬させたくてわざと持って帰ってきたが、このままだと貰えそうにないからな」

そう言いながら、戻ってくると手を差し出してくる。
諦めて手の上にラッピングしたプレゼントを乗せると、腕ごと引き寄せ、

「嫉妬した顔可愛かったぞ」

耳元でそれはアカン・・・


〈毒島メイソン理鶯〉

「海外では男性から送るらしいから、小官も作ってみた」

頑張って作ったバレンタインのお菓子を持って、理鶯のいる森に来たのはいいが、先に出てきたのは何とも表現しがたい色をした物体だった。

「チョコというのは用意できなかったから代わりになるもので作ってみたのだが...どうだろうか？」

チョコの代わりって出来るもの・・・？
てか、どう・・・と聞かれても・・・

「ダメだろうか・・？」

くっ...そんな悲しい顔をしないでください・・・
心が・・・痛くなる・・・

あなたが『た、食べます...』と言えば、顔を綻ばせます。
本題である、作ったお菓子を理鶯に渡せば、なお一層花を飛ばします。

「では、一緒に食べるというのはどうだろうか？」

・・・え？

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