八犬伝 幻灯火に助けられし者

約束 ページ26

翌朝

A「んー！おはよう！幻」

幻灯火「おはよう」

幻は私の右肩に乗り移る

ふふっ可愛いな
幻の頭をひとなでしてから立ち上がりリビングへ向かった

信乃「Aー！おはよー！！！」

A「おはよ！信乃！…あれ？荘と小文吾は？」

テーブル席には佐伯と現八がいて朝食を食べたりコーヒーを飲んだりしているのに２人の姿は見えない

現八「包帯替えに行ってる」

そっか…昨日怪我してたから

A「現八、私にもコーヒーちょうだい？」

現八「座って待ってろ」

現八が入れてくれるのを待ってる間にテーブルの上にあったサンドイッチを食べる

これ小文吾作ったんだね
おいしい！

信乃「幻は何も食べないのか？」

幻灯火「ああ、大丈夫だ」

幻はあんまり食べないものね
こんなに大きいのに…

現八「ほら」

A「現八ありがとう！」ニコ

現八「いや///」

ん？なんで顔赤くなるんだろ？
まっいいや！

バンッガタガタ

「大変よ！茜ちゃん！！」

扉壊れてないかな？すごい音してたけど…
というかおかまがいる…

まあ、どうでもいいけど♪

一通り騒いだ後にやっと本題に入るおかま
まあ、どーでもいーけど





幻「猿神…」

ん？

信乃「ひとつ忠告するなら…なぜあの山にしか雨が振らないのか、なぜ山に立ち入れないのか、ちゃんと理由があるってことさ」

理由…ね
さすが信乃…一瞬でそれを見抜いてしまう
でも他の人には分かるはずない

信乃「それがわかっててそれでも行くって言うなら、俺は別に止めやしないけどな」

A「そうだねー…そこで何が起ころうと私の知ったことじゃないしね！」

幻「Aが関わることはないだろうな」

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