八犬伝 幻灯火に助けられし者

帰郷 ページ16

莉芳「それで、お前は何者なんだ？」

莉芳に呼び出されて二人で…二人と二匹で話すなんてむり〜

A「だから！嘘ついてごめんって言ってんじゃん！あの時逃げたことも、僕が記憶ないフリして尾崎って言ってたのも謝るから！」

莉芳「じゃあ昔のことも覚えているんだな？」

A「あたりまえ！ちゃんと覚えてるよ、信乃は莉芳に封じられてるみたいだけどね？」

ちゃんと覚えてる
忘れるはずないじゃない
一番幸せだったあの時を

莉芳「…玉依姫とはなんだ？」

今話すべきなのかな？
話すとしても全てを話すの？


幻灯火「俺が願いを聞き入れた天津神の黒巫女だ。妖を鎮める力を持っていた」

幻これ以上話す気ないね
なら、私も言わないでおこう

A「その生まれ変わりが私ってことだよ、莉芳！」

莉芳もこれ以上は無駄だと判断したみたい

ﾊﾞﾀﾝ

信乃「A！まだ話し終わんねぇーの？」

莉芳「ﾊｧｰ…今終わったところだ」

信乃「よっしゃ！じゃあA！一緒に出掛けようぜ！」

幻に目でいいかと尋ねると幻は私の肩から降りて八房となにやら話を始めた

いいってことね♪

A「いいよ！莉芳行ってくるね♪」

信乃に手を引かれ外へ出た

どこにいくんだろう？
ただ手を引かれたままに歩いていると

信乃「小文吾ーー！！」

古那屋？

小文吾「おわっ…って！信乃にA！？」

信乃「夕飯〜！」

小文吾「分かった分かった！A、現八に気を付けろよ！？？」

現八に？
何を気を付けるんだろ？


それにしてもここの御飯美味しい(*^.^*)

信乃と村雨は隣でずっと騒いでるし


小文吾「それにしても…一気に大きくなったよなー」

A「これが本当の姿だよ？この前までは私の体の時が止まってただけだもん！まあ、この姿から成長することももうないと思うけどね」

現八「怖くはないのか？」

いつのまに来たんだろ？

A「ちょっとは怖いよ？でも、幻がいてくれるから寂しくはないから大丈夫だよ？現八、心配してくれてありがとう(*^-^*)」

現八「あ、ああ(ヤバイ！なんだこいつは！俺を殺すきか！？//////」

小文吾「またかよ兄貴！」

またって、なんだろう？
まあ、いいかw

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