八犬伝 幻灯火に助けられし者

帰郷 ページ15

あれは

A「幻そこ！」

雷鬼「！？あの時の姫？」

風鬼「黒巫女！？」

火はどうにもできないや

A「操られし者たちよ！自身を取り戻しこの場から立ち去りなさい！！」


坊主に操られていた僧たちが我に返り、この場から逃げだしていく

雨？

幻灯火「村雨だな」

森に燃え移らなくて良かった

二人ももとの姿に戻っていた

現八「お前、Aだな？」

小文吾「いやいやいや、あいつはもっとガキだろ？」

A「現八は気付くのが早いね♪これが本来の姿だよ？時が進んだみたい。まあ、これ以上は成長しないけれど」

小文吾「お前いくつだよ！？」

A「１６だよ？あ！要！」

小文吾と現八から離れ要のとこへいく

要「え？君は？」

A「酷いなー、私だよ！要！」

要「もしかして、A？本当の歳の姿になったんだね」

やっと気づいてくれたー(/≧◇≦＼)


小文吾「……………今度は強くて死ななそうな女見つけろよ」

現八「そんなの、古那屋のおかみ以外知らん」

A「なんの話？てか、いつまでねっころがってるの現八？」

現八の横にしゃがみ顔をのぞきこむ

現八「いた」

？？
現八が身体を起こし私の頬に両手を当てた

どしたんだろ？

現八「気が強くて、絶対死ななそうなやつ。歳もちょうどいいし、わりと俺好みだし……」

A「なんの話？？」

現八が何か言おうとしたのを信乃の声が遮った


信乃「A？お前、Aだろ！？」

あ、完璧にバレた(゜゜;)
てか莉芳にもバレたんだっけ

信乃「A！生きてて良かった！」

ぎゅーっ
信乃が私に抱きついてきた


小文吾「そう言えばAは信乃の妹とか言ってたよな……って、妹じゃなくて姉じゃないのか！？」

A「え？見た目はあれだけど信乃は１８だよ？」

小文吾と現八の驚きの声が響く

荘介「えっと…信乃？一度Aさんから離れて里見さんの屋敷へ帰りましょう？」

荘……

信乃「やだ！Aといる！」

A「私はいいよ？信乃！一緒に帰ろう！」

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