STEP ≡4

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『ん』


眼が覚めると視界が斜めっている


龍友「A起きた？もう着くよ？」



すぐ耳元で聞こえる龍友くんの声


その声の位置と視界が斜めっていることから分かるのは



『うわ！ごめん龍友くんの肩に寄っかかっちゃってた？』


ばっと頭を起こす



龍友「大丈夫」



周りを見ると他のメンバーも疲れていたのかぐっすりで



そんな中私のためにご飯連れてってくれるなんて申し訳ないな


『皆疲れてるのにごめんね』


小声でボソッと独り言のように謝る


龍友「謝らんでええ、皆Aとのご飯楽しみでリハとか頑張ってんねんから」



『ありがとう』


龍友「うん、ありがとうのが嬉しいし


俺らの方こそAに感謝してんねんから」




実習お疲れ様、ありがとう



そう言って龍友くんの手のひらで私の頭のてっぺんが包まれる


『ふふ、実習頑張ったからご褒美だ〜』


そう話してると車が止まる


龍友くんと他のメンバーを起こす

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