第五十四話 彼らの情報 ページ9
先払いで宿主へ金貨を払い、部屋へと入る。荷物を置いたゾムはバサバサと布団や机の下、クローゼットの中など隅々をくまなく見て回る。監視カメラ等が無いと確認したあとは、壁に耳を当てて。音がないと確認したあと、ほっと息を吐いた。
「あﾞ〜…ほんま疲れるわこの口調…しんど…。」
『お互い様でしょ。こうなるって分かってたならコネシマとかに変わればよかったのに。』
「え、逆にあの
『どっちもどっちだわ。』
まあ、いうならゾムの方が気を張らなくていいのかもしれないけど。嫌いなことには変わりは無いし。
そもそも、なんで私が派遣されるんだって話だ。既に話はされたが、まだ納得できてないぞ、私は。
なんだ、夫婦のフリって。野郎二人で行っても怪しまれるとか何？？怪しまれるもクソもないでしょ、そもそも潜入捜査って言っても許可もらいに行くだけなんだし。ベッドに倒れ込みはあ、と嘆息する。
とりあえず、食料調達には申し分ない。パンは多めに買ってあるし、情報に関してもゾムのネクタイピン、私のネックレスが通信機の代わりだ。こちらからは何も飛ばせないが、一応盗聴器にはなっている。情報部隊様々だなとそう思った。
『…今日の夜にはここ、出発するからね。』
「おう、わかったで。」
この国＿運営国は、W国との昔の好で。ゾムは特に、この国の総統とは仲が良いらしい。1部には不仲だの噂されているが。それもビジネスだろうと思う。
昔はよく外交だの、他国の建国記念日に馳せ参じたりだのあったが、そういうのも少なくなった今、覚えている顔も少ない。運営国総統閣下とは昔話したことがある程度で、それこそ顔どころか声すらも覚えていない。何となく青？というイメージが残っているだけで。
『…ここの国の総統と、幹部の名前言ってもらえるかしら。』
「ん。総統がらっだぁ、まあ覚える必要は無いな。情報やハッキングとかの外部のセキュリティ担当の近海、外交官コンタミ、侵入経路及び指示担当の遠距離部隊緑色、近接及び遊撃部隊の金豚きょー、中距離及び兵站のレウクラウド。」
『そう。』
総統と知り合いなら話もこじれにくいだろう。というかその人への扱いが雑過ぎない…？
いいつか首飛ばされるんじゃないかしら。
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五角形レンガ - すっげぇ、、、いや、感動でしかないです、凄すぎませんか！？ (8月12日 10時) (
レス) @page29 id: 142fcb5a32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 神作品、、、ッッッッ (2022年12月19日 12時) (レス) @page29 id: 9753754a57 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - 鴉さん» お！！そうですそうです！！！！いやあ知ってる人いた………！！！！！ (2022年10月19日 18時) (レス) @page14 id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - 作者様！！！！59話の夢主さんが言っている小説ってメディウムですよね！！！！ (2022年10月19日 18時) (レス) @page14 id: cdf302c4aa (このIDを非表示/違反報告)
GuriGura(プロフ) - う‘‘ぁ‘‘ッ、、、、、、、、、さ‘‘い‘‘こ‘‘う‘‘ッ‘‘、、、、、、、、、 (2022年9月25日 8時) (レス) @page29 id: b9eb3e9d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はしばみ | 作成日時：2022年9月8日 23時
