４７話 ページ7
フ「ミキエル、A達は……あ」
スカイが出て行って数分後
小走りで部屋に入ってきた女性を見て、私は安堵に包まれた
貴「ファルさん！」
フ「A！なんだ、起きてたのか」
翡翠色の短髪を揺らし、安心した様に目を細める
ミ「ファル、子供達は…」
フ「大丈夫。でも、寝かせようと思ったら皆『スカイお姉ちゃんじゃなきゃやだ！』って言い出してな」
心配そうなミキエルとは対照的にファルさんは楽しそうに笑う
あまり会話はしていないが、スカイの人柄は一目でわかる
明るく元気で、少々抜けてはいるがとてもいい子だ
子供達に人気があるというのも頷ける
フ「でさ、あの子ってミキエルの彼女？」
貴「…えっ？！」
そういうのってそんな簡単に聞けるものなんですか？！
恋愛経験の無い私には到底分からなかった
ミキエルはというと…ただポカンとした表情で何度か瞬きをするだけ
ミ「彼女……ですか？残念ながら私達はそのような関係ではありませんよ」
フ「違うのか？じゃあお前はあの子の事どう思ってるんだ？」
ミ「言うなれば、同志ですかね。寂れた教会でともに子供達を守る……仲間です」
ミキエルの顔にふざけている様子は感じられない
本当にそう思っていると私でも理解できた
ファルさんはあまりにも真面目すぎる返答に苦笑しながら右手で頭をかく
フ「本当にお前は昔から変わらない。昔から―――――」
ミ「貴女もでしょう。いえ……あの時から貴女は少し変わりました。以前の貴女なら、彼女を見捨てる様な真似はしなかったはずです」
フ「何が言いたい」
ミ「いえ、何も……羽目を外しすぎました。貴女方の部屋は用意していますので案内を頼みます」
ミキエルはそう言い残すと、私に一度微笑んでから部屋を出て行った
私とファルさんはレイとコウを起こし、ミキエルが言っていた部屋に向かった
個室は全部で五つ並んでおり、私達はその四つの部屋にそれぞれ腰を降ろす
頭から離れない、あの言葉
『以前の貴女なら、彼女を見捨てる様な真似はしなかったはずです』
貴「ファルさんが……見捨てた？そんな事する人だとは思えない……けど」
思考の闇は晴れる事なく、私にわだかまりを残すだけだった
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
