８８話 ページ49
ミ「あの後、スカイは酷く落ち込んでしまいました。それと、病気にもかかってしまったのではないかと私は思っています 」
コ「病気？」
事件のあらましを聞かされ、口の聞けなくなった私達に変わってコウが問う。精神力の問題もあるが、きっとそれだけではない
彼女が力を望んだ願いの意味がわかってしまったからだ
ミ「はい。元々は青かった瞳が、琥珀のような黄色になってしまいました。身体に異常はないと言っていますが」
コ「……」
コウは無言で自分の目に触れた。彼女が自分と同じ呪いの被害者であることを理解したか、2年前のことを思い出したかのどちらかだろう
私もそうだった
色々なことを思い出して、古傷が痛んだ
助けて欲しいのに、自分が触れることで傷つけてしまうかもしれない
寂しいのに、誰にもすがれない
優しさで差し出された手は、払わなくてはならない
地獄のような呪いだ
ミ「今はすっかり元気になりましたけど、3ヶ月は塞ぎこんでいました。私には何も話してくれませんでした。信頼の問題でしょうか」
『頼りなくてごめんなさい』
寂しそうなミキエルさんと、あの日の悲しそうな姉の顔が重なった
話すのが怖くて傷つけるのが嫌で、言い出せなかっただけなのに
謝らないで、悪いのは私なのに
大事だったから、言えなかったのに！
レ「ミキエル、それは」
貴「違います！」
何事か言いかけたレイの声を遮る。変な顔をされたが、止まらなかった
貴「スカイちゃんがミキエルさんを信用していないなんてありえません！スカイちゃんはミキエルさんを本当に大事にしています！月日の短い私でも、それくらいわかります！」
そこで一旦言葉を切って、また続けた
貴「きっと、言い出せなかっただけです！自分のなかに呪いがあるなんてわかったら、周りの人も傷つくかもしれないから。
一人ならまだしも、誰かと一緒にいる時に呪いが発動したら、それこそスカイちゃんは傷つきます…大事な人を傷つけたくないから」
そこまで言って、ふと我にかえる
これは私の思い込みで彼女自身の意思じゃない。
もし彼女がそう思っていても、彼に伝えることを望んではいないだろう
少し後ろめたい気持ちになって、恐る恐るミキエルさんを見やる
彼は驚いたような顔をして、薄く笑ってくれた
ミ「ありがとうございます」
それは、どういう意味だったのか
私にはわからなかった
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
