８４話 ページ45
貴「うわああああああっ！」
レイの合図で、私たちは気づかれないように少しずつ接近していた。
が、突如スカイちゃんの周囲に突風が巻き起こった。予想外の出来事に、重心が傾いて身体が宙に浮きかける
コ「掴まれ！」
がしっとフードを引っ張られ、首がぐっと絞まる。苦しがる暇も無く、その手にしがみついた
コウは飛ばないのかと心配になったが、短剣を深々と地面に突き立てていた。咄嗟の判断がさすがだと思った
コ「あ……悪い」
貴「え？何……ぎゃあああああ！！！」
しかし、ぬかるんだ地面ではそれもうまくいかず、結局2人まとめて吹っ飛んだ
風圧で手も離れ、地面を滑るように転がっていく。コウはなんとか受け身をとることに成功したようだが、わたしの運動能力程度では焼け石に水だ
コ「危ない！」
珍しくコウが声を荒げた。驚いて薄く目を開くと、自分が巨大な木に向かっていることに気が付いた
再び悲鳴を上げながら、受け身の体勢をとろうとする
貴「うぐっ！あれ？痛くない」
レ「もう少しなんかないのかよ……あと、受け身下手すぎだ」
お礼を言いたくなくなるような発言だ
文句を言うべきかありがとうを言うべきか迷いかけたけど、その前に重要なことがあった
貴「レイ、スカイちゃんはどうしたんですか？あんたの合図で近づいていったのに、呪いがますます強くなっていってる気がするんですけど」
レ「悪い。途中までは落ち着いてたんだ」
貴「何があったんです？」
レイは無言でとあるところに目を向けた。そこにいたのは
貴「ミキエルさん？」
レ「スカイはあいつを見た瞬間にこうなった……まぁ、失念してた。こんだけ騒ぎがあって、誰も見に来ない方がおかしいよな」
貴「天使ってことバレちゃいましたよね……いや、元々知ってたんでしょうか？」
レ「知らなかったはずだ。じゃなきゃ、スカイが今こうなってないだろ」
貴「天使ってばれたくなかったんでしょうか？」
レ「それもあると思うけど、違うだろ」
レイは何か思うところがあるのか、それ以上は口をつぐんだ
いや、今はとにかく
貴「この状況、どうしますか？」
レ「……」
振り出しよりも悪くなってしまった状況に、私達は頭を抱えた
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
