８２話 ページ43
ス「何があったわけじゃない、です」
レ「え？」
踏み込んだ質問をしたことは自覚していたから、最悪また雷でも落ちてくるかと身構えていたのだが
質問の答えは意外と早く返って来た
ス「あの方に何か言われたわけでも、されたわけでもありません。ただ……私が勝手に暴走しただけです」
へらりと泣き笑いを浮かべて彼女は言った
何もないが嘘だということは、スカイの様子を見れば明らかだ。気を遣っていることはわかるが、なぜそうするのかがわからない
この問題は自分では解決できないことも周りに迷惑をかけていることも彼女が一番よくわかっているはずだ
なのに、Aや俺達に何も言わないことはつまり
俺達の方に言えない事情がある？
そこまで気が付けば充分だった
俺は頭の中で考えを整理して、スカイにまた話しかけた
レ「なぁ、スカイ」
ス「こればっかりは、いくらレイでも話せません。私のことなら放っておいても」
レ「隠すんならもう少し表情に気を付けた方がいいぜ」
挑発とも言える俺の言葉に、スカイは一瞬きょとんと間の抜けた顔をする。が、徐々に顔が青くなっているのは隠せるものではない
スカイが何か言おうとする前に、俺は語りだした
レ「隠さなくて大丈夫だぜ。お前がそうなってる原因は俺達だろ？」
ス「何を」
レ「まず初めに、お前はお人好しすぎるところがあるが、冷静な判断ができるやつだ。一人じゃ解決できない問題を抱え込み続けるほど、馬鹿じゃない」
ス「だから、何がですか？」
レ「最初は信用されてない点も疑ったが、嘘をつくのが苦手なスカイが、なんの信用もしてないやつと
Aとあんな親しそうに話せるわけがない」
ス「レイ、何を言っているんです？私は今そんな話を聞いてる場合じゃ」
レ「こんな時だから言ってるんだよ。原因は俺達だろ？いや正確に言えば、ファルだな」
スカイの目が見開かれる。答え合わせはしなくてもわかった
つくづく、わかりやすいやつだ
何も言わない彼女に追い討ちをかけるよう、俺は喋り続けた
レ「ファルとミキエルが幼馴染みなのはミキエルから聞いてるだろ。2人が話してるのを見て嫉妬したか？それとも異世界人のAが出て不安になったか？冒険譚が好きなミキエルがあいつに興味を引かれるかもしれないと思ったか？」
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
