７０話 ページ31
ミ「―――――スカイ！マリー！ロージィ！」
マ・ロ「ミキエル様！！」
ス「え……ミキエル！？どうしてここに！」
ミ「捜したに決まっているでしょう！子供部屋がもぬけの殻になっていたら誰だって気が付きます！」
ス「どうしてここがわかったんですか？」
普段は温厚な彼が、ここまで激情しているところを初めて見た。
その迫力に気圧される
ミ「そんなことを気にしてる場合ですか！マリー、もう少し頑張っていてください。ロージィ、雨で滑らないように注意しましょう。あと、体重をかけすぎてはいけませんよ！」
マ「うっ……はい！」
ロ「う、うん……！」
彼は私が怯えていた道を難なく進んだ。怖がりもせず、ただ懸命に
ス「――――私もいきます、ミキエル様！」
ミ「……ふぅ」
マ「うわぁぁぁぁん！！ロージィ！！良かった！」
ロ「マリーお姉ちゃん！……ひっく」
ス「よしよし。二人とも、もう大丈夫ですよ！」
地獄のような時間は終わり、ようやくロージィの足が地面についた
一番活躍したミキエル様は、疲れと安堵からか草むらに腰をドカッと降ろし、ロージィとマリーは号泣している
もちろん私もである
子供たちは、ロージィが助かった瞬間、どこからともなく飛び出してきた
彼らはロージィに対して何もしなかったのではなく、自分達には無理だと判断して私を捜していたらしい
これはマリーの指示だったようだ。決してバラバラにならず全員で捜すことと、あまり遠くにはいかないことを条件にして
私が子供達を置いて遠くへは行かない、ということを見越しての指示だったようだ
ルキがもっと遠くまで行っていたら私を見つけることが出来ず二人とも崖から落ちてしまっていたかもしれない
ミ「ところで、どうして皆山にいるのですか？私の言いつけを忘れましたか？」
普段と違う、少し低めの声で彼が尋ねる
私はよく知らないけれど、滅多に怒らない彼が怒ると物凄く恐ろしいようで
さっきまで号泣していた二人でさえ、青い顔をして俯いている
ス「待ってくださいミキエル様。彼らをここに連れてきたのは私です！叱るのは私だけにしていただけませんか？」
ミ「責任は全員にあります。貴女だけを叱るようなことはしません」
ス「でも！」
ミ「先程あらかた話は聞きました。全員叱ってあげますから覚悟しててください」
ミキエル様の言葉に、子供達がヒィッと一斉に縮こまる
なんだか可愛くて、つい口元が綻んでしまった
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
