６８話 ページ29
日は傾き、雲があたりに立ち込めだした
もうそろそろ帰ろうと思って、皆に声をかける……一人足りない
ス「あれ、ルキは？」
女子「ルキね、かくれんぼやってたら、誰にも見つからないとこ行くんだ！って」
男子「山のずーっと奥に行くんだ！って」
ス「奥？」
ルキは、かくれんぼは終わっているのにまだ戻ってこない
もしかして迷っているのだろうか？
しかし、捜しに行くのもこの子達と行くとなると…
楽しそうに談話する彼らに目を向けた
ス「(迷子が増えるだけだと思うんですよね……)」
でも、さすがに置いてはいけない
どうしましょう
そんな中、一人の少女に目が留まった
―――――――最年長のマリーだ
多少の心配は残るが、ルキの事を考えるとこの子達はマリーに頼むしかない
「わかった。任せて！」と頼もしい返答が返ってきたので、「ルキを見つけたらすぐに帰ってくるからここで待っててね」と言い残し、私はその場を離れた
ス「ルキー！どこですかー！？」
ルキは一向に見つからなかった
オレンジ色の夕焼けは姿を消し、星が輝きだしそうな紫色の空が浮かんでいる
これは先に皆を帰らせた方が良かったでしょうか……
ス「きっとミキエルも心配してますよね。せめて一言告げてから行くべきでした」
後悔と不安が押し寄せてきた
そのとき
ガサッ！
ス「！」
近くの草むらが動いた。獣か何か？
生前の私ならいざ知らず、今の―――天使の私なら撃退は無理でも、逃げることは可能だろう
警戒を強めながら、私はその茂みからゆっくりと後退して―――――――！？
ス「えっ！？」
それはいきなり草むらから移動し、まっすぐ私に向かってきた。
体当たり！？と思ったけど…
ス「―――ルキ！」
ル「スカイちゃん！」
ス「どこ行ってたんですか！心配させて…！」
途端にルキが大声で泣き始めた。
私はそっと彼の頭を撫でる
ス「もう、大丈夫ですよ」
ルキが勢いよく私にしがみつく
後ろ向きに倒れそうになるのを堪えると、私も彼の背中に手をまわして抱きしめた
私は泣きじゃくるルキを抱えたまま、皆のところへと歩を進めた
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
