67話 ページ28
ス「山へ行きたい?」
ようやく野菜を食べ終えたルキを、鬼ごっこに合流させようとしていたころ
子供達からそう切り出された
ス「どうして山なんですか?鬼ごっこに飽きちゃいました?」
子供たちに訊ねると、揃って首を横に振った
そんな彼らの意思を代表して、最年長のマリーが口を開く
マ「ううん、鬼ごっこは楽しい。でも、この前図書室の本で読んだの。山の中で色んな敵と追いかけっこしたり、戦ったり、大冒険してた!それをみんなに話したら、そこの山で鬼ごっこしたいって!それをミキエル様に話したけど…」
黙ってしまったマリーの後を引き継ぐように、彼女の隣にいた男の子が話す
男子「ミキエル様が反対した。危ないって言って行かせてくれない!」
つまりは、山で遊びたいと要求したものの、ミキエルに跳ね除けられたため、私に許可を取ろうとしているのだ
安全面では私もミキエルと同意見だが、たまには良いんじゃないかとも思う
子供はのびのび育てるべきだ。
なのに、ミキエルときたら子供を絶対に森や山に入れようとはしない
それどころか、教会の敷地内を出ることすら、用がある時しか許されていない
鬼ごっこをする環境としては狭い方だろう
遊びたい盛りの子供には少し酷だと思う
多少の不安もあったが、彼らを近くの山に連れていくことを決めた
このところ雨は降っていないし、今日もいい天気だったから
だから勝手に判断した
マ「うわぁ…!スカイちゃん、山ってこんななんだね!」
男子「すごいすごい!ずっと居たい!」
女子「あそこでおままごとしたい!」
ル「鬼ごっこだよ!」
予想以上にはしゃいで少し驚いたが、楽しそうなのはいいことだ
さっそく鬼ごっこを始めようとする子供達を微笑ましく見守りながら、「危ないところに行ってはいけませんよ」と声をかける
はーいっ!
子供たちの声が山にこだまして、消えた
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-`*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(゚∀゚*)(*゚∀゚) (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます!!!!失礼ですがフォローさせていただきました!!!楽しみにしてます!!!!! (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽`)気に入っていただけてよかったです!これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽`)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました!!素晴らしすぎか……!?皆かっこよすぎですかもうありがとうございます!!!!!URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか!? (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います!(*^-^*)よろしくお願いいたします(゚∀゚*)(*゚∀゚) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹乃葉 | 作成日時:2016年3月26日 17時