【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ45)

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92話ページ45

餓鬼視点

床に溜まった液体を操作し瓶に入れる

コルクの蓋をし手に持つ

ig｢終わった？｣

後ろから驚かすようにイグが現れた

｢はい。このとおりですよ｣

先程の瓶をイグに見せる

ig｢この中の液体がグルッペンなの？｣

｢そうですよ？｣

ig｢ふーん...｣

イグは私に瓶を返すと｢よくやったわね｣と私を子供のように抱きしめる

｢お、おやめ下さい...｣

ig｢じゃあ次の仕事ね｣

イグは私を指さし言った

ig｢グルッペンに化けてグルッペンの仲間を殺しなさい...あの人間は殺さず私の所に持ってきて｣

｢承知致しました｣

私はイグに礼をするとグルッペンへと姿を変えここを後にした

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A視点

tn｢そろそろお前も自分の身くらい守れるようならなな｣

『え、うん』

そう言い渡されたのは剣....嘘だろトントン

tn｢ほら来い｣

『いや待て無理だから』

剣も持ったことの無い高校生に剣なんか渡してさぁ来い！ってやるか？普通...

zm｢お？トントンとAが勝負しとる！｣

見に来たのかゾロゾロとみんながこっちに来る

『いや無理だから！みんな見るなよ！！！使ったこともねぇんだよこれぇ！』

tn｢そんなんはええから1回来てみ？受け止めたるよ｣

トントンは剣を構えた

こわぁい...無理

『くっ...一か八か...』

剣を握りトントンに襲いかかる

まぁ、当たり前のように止められた

tn｢Aもまだまだやな｣

『当たり前だからぁ！？無理だから！！』

そう叫びながら剣を地面に刺し倒れた

『何か別のやつにしろよぉ』

tn｢って言われてもなぁ｣

sho｢Aが簡単に扱えそうなやつなぁ...｣

ut｢グルちゃんから銃の使い方教わったら？｣

shp｢あー｣

大先生...銃は怖いから無理だ

てか、武器自体使えないから無理なんだよなぁ

gr｢ただいま｣

tn｢あ、グルさん。おかえり｣

ut｢グルちゃん。Aに銃の使い方教え......ん？｣

『どうしたの大先生』

大先生はグルッペンの近づくと何か難しい顔をした

ut｢....グルちゃんの匂いせんのやけど｣

tn｢何言うてん大先生。グルさんあっちから帰ってきたんやからそりゃ匂いとかせんやろ｣

ut｢いやそうちゃうくて...｣

gr｢トントンの言う通りだぞ？どうしたんだ？｣

その後、トントンと2人で何かを話しながらどこかへ行ってしまった

大先生は何か言いたそうだったが言うのをやめ2人を見送った