【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ43)

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90話ページ43

触れてみたり動かしたりするが何の変哲もないただの首輪

gr｢フン...ただの首輪じゃないか｣

グルッペンは首輪から目を離す....すると

gr｢ん？｣

首輪が急に溶けだしグルッペンの手に付着した

gr｢...一体何が...｣

グルッペンは急いで手洗い場に向かい首輪が溶け付着した血のようなものを洗い流そうとした

だが、いくら洗い流しても取れなかった

gr｢何故だ....？｣

グルッペンは手をタオルで拭き白い手袋を填めた

gr｢....仕方ない。今日は遅いし寝るか｣

明日ペ神に相談でもするか...

――――――――――――――――
A

『おはよ....((tn｢すまんA))....う、うん』

起きた途端トントンは僕に駆け寄り土下座をする

『いいって...顔を上げてよトントン。僕は大丈夫だから』

tn｢あのままオスマンが来なかったらA死んでたかもしれんのやで？...そう考えると...｣

『もう大丈夫！うん！大丈夫！あまり気にしないで！』

僕はトントンを元気づけさせた

だけどトントンには届かなかった

『元気出して？僕は大丈夫だから本当に』

tn｢...すまん｣

トントンの背中を擦りながら廊下を歩いていると、グルッペンと会った

gr｢あぁA。昨日大丈夫だったのか？｣

『うん。大丈夫』

tn｢グルさんどこ行くん？｣

｢グルさんが部屋から出るの珍しいな｣とトントンはグルッペンに言った

gr｢少し用事でな...そのついでにトン氏が持っていかないといけなかった報告書を提出する｣

報告書だろうか、グルッペンは手に持っていた紙をピラピラと揺らしながらトントンに見せた

tn｢そんなん俺が後で持ってくのに...｣

gr｢トン氏はもっと自分の体を大切にしろ｣

tn｢そんなん分かっとるわ...｣

そう2人が話終わると｢行ってくる｣とグルッペンは一言言い行ってしまった

『グルッペンどこに行くんだろ』

tn｢報告書を提出するために地界を治める奴に会いに行くんやと思うわ。その他の用事は知らんなぁ...｣

『地界を治める人か...』

誰だろ....いい人なのかな？

........

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｢到着致しました｣

gr｢あぁ、ありがとう｣

車を降り城のような建物に入る

コンコン

gr｢失礼します｣

｢あら、久しぶりね。グルッペン･フューラー｣

gr｢久しぶりだな。イグ｣