42話 ページ48
｢.....｣
次の日、あの子はここに来てからずっと西の方を眺めていた
きっと、父親が心配なのだろう
『(ルフィア帝国.....何の目的で隣国を...)』
zm｢何や？考え事してるん？｣
『(うわっ！？何っ！！？？)』
考え事をしていると、上からゾムが顔を出し降りてきた
『(急に出てこないでよ...びっくりしただろ)』
zm｢......やっぱり何言ってるか分からへんわ。なぁー、それより何かしようや。俺今めっちゃ暇やねん｣
僕は暇じゃないですね....
『(暇なら他のみんなの所に行けばいいだろ？何で僕なんだよ)』
zm｢エミさんもおらんし、ロボロは忙しい言うて全然構ってくれへんし....シャオロンは街行って帰ってこんしAしかおらんねん！！｣
『(いや、コネシマとか他にいるだろ！？何で僕指定なんだよ早く帰ってくれよ！！)』
『(何故だよ.....はぁ)』
あの子を連れて街を散歩したらどうだ？とグルッペンに言われゾムと共に街へ出かけることになった
zm｢どこ行く？あっ！あっちの飯屋美味いで！行ってみようや！｣
『(ゾムが行きたいだけでしょ.....)』
｢人がいっぱいいる.....っ！！？？｣
今日はため息が多い気がするな....
zm｢あっちにもええもんあって....ってあれ？A。あの子どこ行ったんや｣
『(えっ？あれ！？)』
周りを探すが、人混みで全然見つからない
迷子....っ！？
すると、遠くの方から女の子の叫び声が聞こえた
zm｢この声....｣
『(多分、あの子の声だ....何かあったんだ！)』
ゾムと一緒に叫び声のした方へ走って向かった
街の人達は｢何だ何だ｣と騒ぎ始める
人混みを抜けると、軍服を着た軍人が3人いた
そのうちの1人があの子を捕まえていた
『(なっ...！？)』
zm｢あれは....ルフィア帝国の軍兵や！｣
どうする....ここで騒動を起こすと大変な事になる....
あの子はじたばたと暴れ抜け出そうとしていた
｢誰か助けて！！Aっ！！！｣
そう泣き叫びながら手を伸ばしていた
zm｢ここは仲間呼んで....A！？｣
『(助けないと....っ、僕が)』
僕はあの子を捕まえている軍兵に向かって思いっきり顔を殴った
軍兵｢っ！！？？｣
その衝撃で軍兵は少女を離した
少女は急いで逃げゾムに保護された
軍兵｢おい。動くな｣
『.....っ』
相手に銃を突きつけられる
軍兵｢なんの真似だ？"目標"を逃がして｣
.....くそっ
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
