38話 ページ44
『〜っ！！』
息を荒くしたまま飛び起きると、医務室のベッドの上だった
tn｢起きたんか｣
声の主は書記長トントンだった
『(僕は一体....)』
tn｢もしかして、さっきまでの事.......何でも無い。体調は大丈夫やねんな？｣
『(え、うん....大丈夫)』
さっきまでの事って、僕....さっきまで何して....確か、コネシマに追いかけられてそれから変な部屋に迷い込んで......それから記憶が無い
tn｢......しんぺい神。A俺が面倒見るわ....手伝いでとかちゃうくて｣
sn｢分かった。また様態に異変があったら知らせて｣
tn｢分かった。ありがとな｣
え？面倒？.....ちょ、待って
tn｢歩けるか？｣
『(はぁ？歩けるに決まって.....あれ？)』
ベッドから降り立ち上がろうとするが上手く立ち上がれない
脚に力が入らず腰を落としてしまう
sn｢あー....多分酸欠で力が入っていないんだと思う。しばらく自分1人で立つのは難しいと思うよ｣
『(そんな....はぁ)』
tn｢運んだるよ。ほら｣
そう言い僕に背を向ける
まさか....背中に乗れと？
『(や、やだよ！恥ずかしい....僕は子供じゃねぇんだぞ！？)』
そうそっぽを向くと書記長は大きなため息をついた
tn｢そんな駄々こねんなや...子供かよ｣
『(子供じゃねぇよ！もう15だぞ！？)』
tn｢そんな口パクでギャーギャー言ってらんとはよ乗れや。それとも這いつくばりながら部屋行くんか？｣
『(うっ.....分かったよ)』
僕はゆっくり書記長の背中に乗ると、落ちないように手で支えた
tn｢んじゃ、またなしんぺい神｣
sn｢また来てー｣
『........』
tn｢.......｣
何これ気まずい....誰にもこの姿見られませんように....
心の中でそう願う
見つかったら恥ずかしい....
tn｢ん。着いたで｣
『(久々に来た気がする)』
前みたいに部屋がぐしゃぐしゃでは無いが机の上は大惨事だった
僕をベッドに降ろし書記長は背を伸ばした
tn｢いやー、A重かったわぁ｣
『(うるせぇ)』
tn｢今日から俺と部屋一緒なるから間違えたらあかんで？｣
えぇー.....
tn｢何やねんそんな嫌そうな顔しよって。そんな俺の事嫌なんか｣
『(嫌では....ない気もするけど)』
tn｢どっちやねん｣
僕はベッドに倒れ込み天井を見上げた
暇....
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
