37話 ページ43
オスマンside
人のいる気配がし向かってみると、体を丸め蹲っているAがいた
os｢A！？大丈夫！！？？｣
大分苦しそうやけど声はやっぱり聞こえない
声をかけてみると、Aはこっちを向き口パクで何かを話す
os｢A....？｣
口パクで何かを話した後、突然また震えだした
Aは何かに怯えているんか....？一体何に.....まさか、さっきの.....
os｢ごめんな、ちょっと運ぶで｣
ここでは状態を悪化させるだけ。場所を変えんと....
俺はAを運ぼうとAに触れる。すると
『〜！！』
俺の手を弾き返し後退りした
Aは頭を横に振りながら泣いていた
os｢Aは....俺に怯えてるん...？｣
この状況をどうにかしないと....
そう考え俺は通信機でトントンとグルッペンを呼んだ
しばらくすると、2人は俺達のいる場所に到着しAの状態を見た
tn｢一体何があったんや｣
os｢俺もよく分からんくて....多分、アレが原因やと｣
そう俺が殺したルフィア帝国の軍の1人を指さす
gr｢Aは子供の頃何かがあったらしいからな。オスマンがルフィア帝国の一人を殺しそれが昔の記憶と一致しフラッシュバックしたのが原因だと俺は思うぞ｣
そうなんか....Aは昔何があったんや
トントンはAを運ぼうと触れると、やっぱり俺みたいに嫌がられ怯える
俺とトントンだけでなくグルッペンも同じだった
グルッペンは仕方なくAを気絶させここから運び出し医務室のベッドに寝かせた
sn｢傷を診た時もそうだったんだよね｣
gr｢傷？｣
sn｢うん。Aの首元の注射痕だよ。Aに注射って怖いか聞いたら突然震えだして.....｣
眠っているAの首元を見ると、何ヶ所も注射痕が残っていた
tn｢これは酷いな。一人の子供にこんな事するとか、ルフィア帝国一体何がしたいんや｣
gr｢.......｣
os｢......｣
――――――――――――――――――――――
Aside
苦しい......苦しいっ！
『はぁっ、はぁっ』
｢どんな感じ？痛い？それとも苦しい？｣
『くるしい....よ.....もぅ....やめて....』
｢苦しいのか。そうかそうか｣
何かのカルテを書き足すと、また液体の入った注射器を向けられる
｢次は違うの投与するから。失神しないでね？ちゃんとどんな感じなのか言うんだよ？｣
『も、やだっ....』
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
