26話 ページ31
国王｢おぉ、戻って来たのか？｣
『......』
剣を強く握り大きく振り被ろうとしたその時
バンッ！と銃声が鳴り響く
その音で僕は驚き尻もちをついた
国王｢うぐっ....！誰だっ！？｣
弾は国王の左足に当たり、国王は左足を押さえながら痛みに耐えていた
kn｢....もうそろそろええんちゃうか？大先生。出てきても｣
ut｢ん、せやな｣
牢の中に居た彼の手錠は何故か外れており、牢の鍵も開いていた
手には銃が握られていた
『(あいつが...？)』
ut｢本当は殺したい所なんやけど、殺したら殺したでとんちに何て言われるか分からんから今回は見逃したるわ｣
彼は国王にそう言うと、大きく息を吐きコネシマの方を向いた
ut｢んじゃ、帰るで｣
？｢いやぁー、流石ですね鬱兄さん｣
『......』
痛みに苦しんでいる国王を見る
国王は、僕に気がつくと、ニヤリと笑った
それを見て僕の怒りが増した
人の親を殺しておいてその態度、殺したのは仕方が無いだって？
『(何で....お前は人を殺したのにそんな態度をとるんだよ！！！僕は苦しいんだぞ！？お前より何倍もっ....)...っ！！｣
また咳が酷くなった
僕がこんなに言っても、声は出ないから伝わりもしない
あぁ、今すぐコイツに僕の本音をぶちまけたい、叫びたい
普通に人と話すようになりたい....話がしたい....声を出したい....
突然、国王はある人の名前を口に出した
国王｢イグ....イグ・メイニア。この名前を忘れるな....A｣
国王はそう言うと兵に支えられどこかへ行ってしまった
kn｢A、大丈夫か！？立てるか？｣
無理....苦しい...
僕は首を横に振った
すると、コネシマは僕を背負った
kn｢しっかり掴まっときや。俺が運んだるから｣
ut｢シッマぁ！はよ逃げんで！！バレた！！｣
い、意識が.....
コネシマに背負われながら、僕は意識を失った
――――――――――――――――――――
『.....っ』
ここ...は？
僕はゆっくり体を起こし辺りを見た
ベッドの上にいて、あの時気を失ってしまいここに運ばれたのだと分かった
sn｢目が覚めた？｣
『.....』
sn｢皆帰ってきたかと思ったら君、気を失ってたからびっくりしたよ....もう体調は良くなったみたいだね｣
｢良かった良かった｣としんぺい神は頷いた
gr｢目が覚めたか｣
『(うん...)』
gr｢目が覚めて早速なんだが....君は無事3人を救出してくれた。解放の件、聞いてもいいぞ｣
『....』
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
