21話 ページ26
｢.....ろ.......きろ.......おい。はよ起きんかい｣
『！？』
僕の布団をバシバシと叩いた後布団をバサッと剥ぎ取られる
寒さで完全に目が覚めた
『(もうちょっとマシな起こし方出来ませんかね....？)』
kn｢そんな事はええからはよこれ着ろ｣
そう言い投げ渡されたのは、黒いフードの付いたマントだった
『(何故これ着なくちゃいけないんだ？)』
kn｢α国に行けば俺はお尋ね者、お前は....まぁいいから着とけ｣
はい？僕はなんだよ意味分かんない
まぁ、言われた通り着とくか
僕は服を着替えマントを羽織りフードを被った
kn｢行くぞ｣
部屋を出ると外は薄暗かった
『(ねぇ、まだ夜明けてないけど...)』
kn｢予定が変わった。朝になると拷問が始まるらしいからな。あいつらなら耐えれるかもやけど念の為や｣
『(ふーん...)』
建物から外に出る。久しぶりのような気がする
門前に着くと、車が近くで止まっていた
kn｢おったおった。これ乗ってα国向かうでA｣
『(は、はぁ....)』
先輩と一緒に車に乗り込む
｢α国に向かうんですね？｣
kn｢あぁそうや。頼んだで｣
｢分かりました｣
運転席にいた人はそう言うと先輩に向かい頭を小さく下げた
しばらくすると、車体が動きだした
kn｢....なぁA。何でAは軍人になったんや？｣
『(.....え？)』
僕が軍人になった理由？
『(まだα国にいた頃戦いに勝利して帰ってくる軍人に憧れたから)』
憧れたからだけでは無い。強くなって皆を...家族を守りたかったからでもある
kn｢そうか....｣
先輩はそう言うと黙り込んでしまった
聞くだけ聞いてそれか....
はぁ...と大きくため息をつき窓の外を見た
そういえば昔、｢大きくなったらここの軍人になる！｣なんて言ってたっけ...
懐かしくて笑みがこぼれる
もう一度あの頃に戻りたい...
しばらくすると、外の景色が変わり始めた
kn｢もうすぐで着くで。準備出来てるか？｣
『(え、あ....うん)』
コクリと小さく頷いた
α国に着き車から降りる
降りると、もう夜が明けていて太陽が上がっていた
kn｢もう日昇ったんか...まずいな。急ぐで｣
先輩はマントを羽織り走り出した
僕は先輩について行った
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
