19話 ページ24
『(死ぬかと思った.....)』
昨日、しんぺい神に声を出してみてと言われ出そうとすると死にかけた....
あの後、めちゃくちゃ謝ってたな....僕は気にしてはないというか...少しびっくりしただけだし
腕を組みながらブツブツと独り言を言うように歩く
『(しかも、もうしばらくするとまた行かなくちゃいけないから大変だ....もうあんな苦しい思いはしたくないんだけどなぁ)』
しばらく歩いていると、左右に綺麗な木が立っている道に出た
『(何ここ....)』
外だろうか、上を見上げると太陽の光が当たり眩しい
道は奥までまだ続いていた
『(うぅ....奥が気になる)』
奥は何があるんだろうと好奇心を抑えられなくなり奥の道へと足を運んだ
『(っ....ここ.....は)』
奥の道を進むと、ステンドグラスが貼られた建物があった
『(教会...？何でここに...)』
扉に手を伸ばし、ガチャリと扉を開けると....中に1人だけ人がいた
太陽の光が大きなステンドグラスに当たり教会の中を綺麗に照らす中、聖堂の前で祈りを捧げていた
『(エーミール....じゃないよな)』
ゆっくりその人に近づこうとすると、祈りを捧げていた人物は後ろを振り向きニッコリ微笑むと突然姿を消した
『(き、消えた....？)』
あれは誰だったんだ？....
｢お前も祈り捧げに来たんか？｣
聞き覚えのある声が聞こえ声のする方を向くと、先輩がいた
『(先輩っ....)』
僕は先輩がここにいる事に驚き後退りする
kn｢俺な？前ここで天使見てんよ。ちゃんとよく見えへんかったんやけどな｣
そうニッコリ笑いながら言うとゆっくり僕に近づいた
kn｢Aお前歳15やったよな？これから人生何があるんか知らんから1回祈り捧げといたらどうや？もしかしたら守ってくれるかもな｣
『(祈り...)』
手を絡め目を閉じ祈りを捧げた
祈り....か。僕は何度祈っても救いなどは来なかった....反抗すると殴られ、どこかへ連れて行かれ.....嫌で嫌で何度も泣きながら救いを求めた
あの時を思い出し手が震える...すると、目の前に女の子が立っていた
｢目...髪....灰色....綺麗｣
女の子は僕の頭をぽんぽんと撫でると笑顔でこう言った
｢私...貴方...好き。天界で見守ってる｣
ニコッと微笑み姿を消した
kn｢どや？A。....A？｣
『....』
頭を撫でられた時、母さんと父さんと同じ温もりを感じた
あの女の子は誰だったんだろう...先輩の言っていた天使？
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
