日常の中の非日常

47話 ページ47

京「誕生日お祝いしてくれるの？」





来週は12月の1週目。
もしかして。






「あ、うん。でも、大我さんも予定とかあるだろうし、当日じゃなくても。」







確か、3日は。





京「家に帰ってくるのが21時ごろになっちゃうかもしれないけど、予定はないよ。Aさん次の日は仕事？」






夜遅くに会って、無理させちゃうのも良くないし。






「仕事ないよ。大我さんが良ければ3日に会ってもいい？お祝いしたい。」







京「うん。嬉しい。ありがとう。」







「こちらこそありがとう。じゃあ、お仕事から帰ったら私の家に来てもらってもいい？」







やばい。誕生日に会ってくれるなんて、嬉しすぎる。





京「わかった。」






「じゃあ、またね。」







メンバーのところ戻る前に、緩んだ顔を戻さないと。、



よし。






田「きょも、よかったね。誕生日。」





え、丸聞こえだった？






ジ「普通に甘々じゃん。カップルの会話だったよね。」







高「うん。ちゃんとしてる人で、大我のことをちゃんと好きだから、ちゃんと付き合えるかどうか迷うし、怖いんだろうね。」






不安を取り除いてあげられたらいいけど、綺麗事だけ言ってるわけにもいかないからな。







ーYour Sideー




私は大我さんの誕生日にあることをしようと腹をくくっていた。




メンバーさんに会う時に覚悟は決めていた。

普通の女の子のように勤務時間が固定なわけではないから、完璧なバックアップや、何かあったらすぐ駆けつけることはできないかもしれない。




でも、好きだから、私でいいって言ってくれるなら、彼女になりたい。





今まで、ジャニーズさんの熱愛報道が出た記事を過去20年分全部読んだ。


ここ5年の芸能人の熱愛記事も。


本当はあまりこういうの調べたくないけど、やっぱり知らないことには対策しようがない。





芸能人同士の場合は、家の行き来、一緒にいるところ、匂わせがバレる原因になる。

あとは、テレビなどでの態度で憶測を言われることも。





芸能人と一般人の場合は、家の行き来に関しては気にしなくていい。
なぜならば、住んでるという言い訳ができるから。


実際私たちの場合は、もともとお隣さんだし。



残る可能性は、一緒にいるところを撮られるか、匂わせ。


匂わせに関しては、全く関係ない。
私が何かをSNSに投稿することはありえないから。
それに、相手に迷惑がかかるのに承認欲求のためにリスクを冒すなんて、私には考えられない。

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