Episode 2-10 ページ28
【No side】
「上手く隠れたつもりなんやけどな……！ 早すぎんねん！」
そう文句を垂れ、自由落下していく身体を翻しながら、地に足をつく。
そして、上を見上げた。
追い打ちとばかりに足を振り上げているロボロの攻撃を、剣で受け止める。
「攻撃は当たらんけど奴さんの一発は重すぎるし、気配消しも効かん。どうなっとんねんお前。」
「悪魔は異臭がすごいねん。体臭には気をつけとき、豚。」
「すごい悪口やけど、それブーメランやからな、悪魔。」
殺伐とした雰囲気で、軽口を交わす。
異様な状況下で流れる風は、異常に冷たく感じた。
しかし、風で煽られた顔かけの下は、笑みを作り出す。
もったいぶるように小さくため息を零したロボロは、嘲笑気味にトントンを見た。
「お前は特に、やろ？ 自分が悪魔に堕ちた理由……忘れたとは言わせへんで。」
「_____ぁ？」
今までの穏やかな口調からは想像もできない声色。ロボロはさらに笑みを深め、
「裏切りの補佐官、国潰しの書記長____総統殺しのトントン。せやろ？」
「______どこ、で、聞いた。」
独り言のように放たれた言葉は、ひどく冷めきっており。
トントンの赤く燃える瞳は、凍えるように冷たかった。
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なと(プロフ) - 運命/パロありがとうございます…！イケメン好き主人公とっても好きです！設定への落とし込み方楽しみにしつつ次作読みます！ (12月3日 22時) (
レス) @page48 id: 325b0ea001 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - ピット☆さん» 素敵だなんてっっ！嬉しすぎます！コメント、ありがとうございました〜！！m(_ _)m♡ (2022年2月10日 20時) (レス) id: e1502b08a4 (このIDを非表示/違反報告)
ピット☆(プロフ) - とても素敵な作品なのでこれからも頑張ってください！更新お待ちしてます！ (2022年1月29日 13時) (レス) @page48 id: 9c7661f737 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - runvaさん» うわ〜〜〜！！！嬉しすぎます……！！！表現は特に試行錯誤したのでそう言ってもらえて良かったです♪励みになります！コメントありがとうございました〜！！！ (2022年1月2日 16時) (レス) id: e1502b08a4 (このIDを非表示/違反報告)
runva - 戦闘時の表現、設定の細かさ、内容の濃さ、どれを取っても良いものしかありませんねぇ！更新頑張ってください！続きが出るまでループしてます！ (2022年1月2日 0時) (レス) @page48 id: 409c60bc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランス | 作成日時：2021年10月12日 15時
