ちょっとしたパーティ3 ページ39
「園子ちゃん…もう何でもいいや…」
「だめ!安室さんをムラムラーっとさせるようなドレスにしないと!」
いやいや、安室さんをムラムラーとさせたら大変なことになるから。っていうか、ムラムラーとさせるドレスなんて人前で着たら絶対零さんの逆鱗に触れるから。
只今、鈴木邸でドレス選びをしているのだが、女子高生二人は自分に合うドレスをすぐに決めてしまった。慣れってすごい。これが社交界。なんて考えていると、Aは知らず知らずのうちに園子と蘭の着せ替え人形になっていた。
「もっと胸元までざっくり開いたドレスの方が…」
「ダメダメ!豊満な胸なんて持ってないからダメダメ!」
「そしたら足出す?丈の短いドレスにしてさ!」
「足なんて出せる年齢ではありません!!」
「……Aさん、駄目ばっかり。」
二人とも安室さんをムラムラーとさせる事に集中しすぎ。Aはドレスを着ては脱ぎ着ては脱ぎと、疲労感でいっぱいになってきた。
「園子ちゃん、わたしコレでいいや。」
Aはラックにズラーッと並べられているドレスから1着取ると園子に見せた。
肩元は横に大きく開いてはいるが、胸元や背中までは開いていない。ワインレッド色のスレンダーなドレスであった。
園子に着てみて!と促されて試着してみると、
「いいじゃない…!」
「うん…!Aさんにピッタリ!Aさん細いから体にフィットしたドレスがこんなに似合うんですね!モデルさんみたい!」
ベタ褒めの蘭にAは照れて頭を掻いた。スレンダーなドレスを選んでしまったのはきっとベルモットの黒いドレスを思い出してしまったからだ。
(あ…ベルモットにスタイルが完敗していることが一瞬で分かっちゃう…)
頭によぎった超マイナス思考を振り払うかのようにAは頭を横に振った。
「よーし!ドレスも決まったことだし、次は髪よ!!」
凄い、気分はお姫様である。女子高生の後に続きながら、彼女たちと10歳も違う良い歳である自分もこんな待遇をしてもらって感謝しなければと思った。
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chie(プロフ) - 毎回楽しく拝見させていただいています!続きも楽しみに待ってます! (2017年11月30日 0時) (レス) id: f0b8527a99 (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - かにのすけ。さん» ぉぉぉ!こういう降谷さん!!なんという嬉しい言葉!ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 藍莉さん» 更新を待っていてもらえて凄く嬉しいです!!ありがとうございます!安室さん、こんなに主人公にベタ惚れで大丈夫かなと書いてて思います笑 更新頑張ります!! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 雨令さん» 安室さんはポアロのエロいお兄さんというイメージですからね笑 良かったと言っていただけて嬉しいですー! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
かにのすけ。(プロフ) - これです!!こういう降谷さんが見たかったんです!!続き待ってます!! (2017年11月28日 18時) (レス) id: 53a735ef35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ライス | 作成日時:2017年9月10日 16時