君に恋して。【ヒプノシスマイク】

娘に恋人が出来たら。（和音様リクエスト）【Buster Bros!!!】 ページ19

・夫婦設定です。
・娘さんは高校生くらいです。


〜山田一郎の場合〜

「お前もそんな年になったのか...。」
娘のことになると涙腺が脆くなる彼。
寂しそうに涙を零します。
「どこの馬の骨かわからない奴なんかに、娘を任せられない！」
と何日もかけて、相手の素性や交友関係などを調べ上げていた。
「お前を不幸にするようなら、容赦なくぶっ飛ばす。」
相手がちゃんとしていることがわかると、口では悪態を吐きながらも、しっかり認めてくれて。
「ありがとう、お父さん。」
そう言って幸せそうに笑う娘を見て、彼は滝のような涙を流していた。
「A、あいつに恋人がっ、うぅ...。」
『一郎、これも成長だと思って見守ってあげよう？』
娘に恋人が出来たことが余程寂しかったのか、二人きりになると甘えてきます。


〜山田二郎の場合〜

「...一回連れて来てみろ。」
彼は精一杯笑っているつもりだろうけど、薄く青筋が浮かんでいて。
「う、うん。いつがいい？」
若干引き気味に娘が言うと、
「俺は24時間いつでも大丈夫だ。」なんて。
最早殺気しか感じ取れません。
後日、娘が彼を連れて来て、誠実そうな好青年であることがわかると。
「俺の娘を泣かせたら、覚えとけよ？」
怖いことを言いながらも、表情はとても優しくて。
「俺もAの家に挨拶に行った時、あんな感じだったよな。」
娘の恋人のぎこちない態度を見て思い出したのか、懐かしそうに呟く彼。
その日の夜は家族三人で、川の字で眠りました。


〜山田三郎の場合〜

「...は？」
可愛がっている娘に恋人が出来たと知るなり、怖い顔をして。
「僕は認めませんからね！」
そう言って拗ねてしまい、一週間ほど娘と口を聞かなくなってしまう。
「お父さん、一度ゆっくり話がしたい。」
ある日、悲しそうな顔をした娘がそう告げると。
「...僕も、話があります。」
そのまま家族会議をすることに。議題は勿論、娘に恋人が出来た件について。
「あのね、お父さん。私は本気で彼のことが好きなの。」
目に涙を溜めて言う娘よりも先に、泣き出したのは彼。
「僕も、本当はわかっていたんです。いつかはこういう日が来るって。幸せになってほしいのに、僕はいつまでも大人になりきれないままなんです。」
彼がなかなか認められないのは、可愛い娘が離れていくのが嫌だから。
それでも、誰よりも幸せになってほしい娘の為に、最終的には交際を認めてくれます。

娘に恋人が出来たら。（和音様リクエスト）【MAD TRIGGER CREW】→←イケメンな夢主が、無意識に手にキスしたら。（どぅるじ様リクエスト）【Fling Posse・麻天狼】

ラッキーアイテム

帽子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す