酒言葉２ 青×桃

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青side


何を言っても否定してくるコイツに腹が立って殴りかかりそうになったとき


隣で黙って俺らの会話を聞いてたもう1人の男が口を開いた


赤「あのー、もしかして勘違いしてます？」

「は？」

赤「BBのこと、なんか勘違いしてるかなって」

「お前もBBと知り合いなんか？」

赤「そんな怖い顔せんといてください笑 僕は知り合いというか、BBの幼馴染です」


"BBの幼馴染"


その言葉に俺のイライラはピークになりそうで


コイツ、幼馴染のくせにBBのこと裏切りやがって…！！


「アイツを裏切ったら、俺が許さねぇ…」

赤「ま、待ってください！！ちゃんと話を聞いてください！！」

「待つも何もないやろ。お前らはBBを裏切ったんやから」

赤「なんか誤解してますって！この人とBBは付き合ってなんかないです！！」

「んなわけないやろ。コイツはBBにもらったサイドカーを飲んでたんやから。俺はちゃんとこの目でm…赤「あー！！！」


"この目で見た"


そう言おうとしたところで、BBの幼馴染という奴が何かを思い出したかのように大声を出した


赤「あの、その…サイドカー、渡したのはBBやなくて俺で…」

「は？」

赤「俺がBBに頼んだんです！代わりにこの人に渡してほしいって」


嘘や。そんなん嘘に決まってる


だって、渡した後からBBの機嫌は…！


赤「俺らの中、一回拗れたんです。それをBBが心配してくれて…だから、BBに頼んだんです。サイドカーを渡すように」

黄「嘘やないですよ。あの時、確かに俺はBBさんからお酒を受け取りました」

「ほんなら、やっぱり…！」

黄「でも！でも、それはBBさんからやなくて。"渡してほしいって頼まれた"って、そう聞いてから受け取りましたから」

赤「BBが渡してくれたおかげで俺らの関係は修復しました。だから、この人とBBはあなたが思ってるような関係やないです」

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