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青side
「アイツには他に好きな人がおる。ただ俺の片想いやねん。俺はアイツに弄ばれてただけ」
緑「えっ?ちょ、ちょっと待って!なにそれ。BBに好きな人?片想い?弄ばれてたって何!?」
意味がわからないというように俺の言葉を繰り返す神ちゃん
そりゃ、俺も両想いやと思ってたんやから神ちゃんも同じ誤解をしてるはずやんな
そんな神ちゃんにBBがサイドカーを渡してたことを説明し
モーニンググローリーフィズの酒言葉を知ってたことも話す
そしたら、神ちゃんも納得してくれたのか
緑「まさか…そんな…」
って、自分のことのように落ち込んでくれて
俺は、ほんまに最高の友達を持ったと思ってる
「だから俺はアイツのことは諦めるって決めてん。諦めて仕事に支障がでないようにする。そのためには離れるしか無いねん」
緑「…そっか」
俺以上に落ち込んでいる神ちゃんの背中を摩りながら
2人でソファーに座っていると、ホテルの入り口から歩いてくる2人の男
このホテルはあの店の客しか利用できへんからあの店から来たことは間違いない
でも、その2人は仮面を着けてなくて
あぁ…あの店で出会って信頼関係を築きあげたから、ここに来るまでの車の中で仮面を外したんやな
なんて仲良さそうに腕を組みながら歩いている2人組の男を見ながら思っていたが
「え…アイツ…!」
俺は2人組の男の片方に見覚えがあって
「おい、あんた何してんねん」
『えっ、ちょっと何するんですか!』
気づいたら勝手に身体が動いて、男の手首を掴んでいた
そんな俺に驚いたのか神ちゃんも慌てて駆け寄って来て
緑「ちょっと流星、何してんねん!知り合いなん?」
「知り合いちゃう。でもコイツ、BBと付き合ってるくせに…!」
そう。見覚えのあるこの男は、あの日BBがサイドカーを渡してた相手
顔なんか見たことないけど、この唇…
絶対に間違いない。このたらこ唇、絶対にあの男や
「あんた、そっちの男とはどういう関係やねん」
黄「ど、どういうって…恋人ですけど…」
「はぁ?お前にはBBがおるやろ。アイツを裏切ったんか?」
黄「え?ちょ、ちょっと待ってください!意味が…」
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まかろん(プロフ) - こみみさん» コメントありがとうございます!もうすぐ完結しますので、楽しんで頂けたらと思います! (2022年2月17日 11時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
こみみ(プロフ) - まかろん様の作品どれも大好きです…!この作品特に好きで楽しく拝見させて頂いております!これからも楽しみにしてます(^^♪ (2022年2月15日 0時) (レス) @page36 id: a380386f35 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - りりぱんださん» コメントありがとうございます!まだ苦しいお話は続きそうですが、更新楽しみにしてもらえると嬉しいです! (2022年2月13日 22時) (レス) @page30 id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
りりぱんだ(プロフ) - あああぁ、胸が苦しいです張り裂けそうです。ドキドキをありがとうございます!日々の楽しみです。更新お待ちしてます(⸝⸝o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)꙳★*゚ (2022年2月13日 0時) (レス) @page26 id: e017cd0bab (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - oto3さん» コメントありがとうございます!少しずつ完結が近づいてるので、楽しみにしてもらえると嬉しいです! (2022年2月11日 16時) (レス) @page17 id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2022年2月3日 19時