酒言葉２ 青×桃

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青side


BBの顔も、名前も知ってしまった以上、もう俺はこの関係を続けるわけにはいかない


ごめんな、BB


俺、ほんまに最低な奴やねん


俺が勝手にお前のこと知っただけやのに、勝手に関係を切るなんてな


でも、BBに俺の正体がバレんのも時間の問題やと思うねん


俺の正体がバレる


つまり、俺の名前と顔がバレるということ


そんなことになったら、BBにとって、たくさん怒鳴られた取引先の担当者が自分のことを好きやなんてことになる


そうなったら、仕事でも、ここでも


俺にどう接していいかわからんくなって、気まずくなるだけやろ


そしたら結局、その空気が嫌になってこの関係も自然消滅や


それなら俺は、自然消滅する前に、このまま別れを告げたい


まだ…まだBBは俺のことを知らん


俺がBBの仮面の下の顔を、名前を知っていたとしても、俺の顔や名前はBBにはバレてへん


それだけが唯一の救い


俺には今まで遊んできた女たちが居る


BBに俺のことがバレる前にその女たちとたくさん遊ぶんや


照史とかに頼んでホテルで待ち合わせすれば簡単に来るやろう


何人もの女と一晩過ごしてBBへの想いは忘れる


そしたら仕事で会ったとしても苦しい思いもせずに自然と接せられると思う


大丈夫。もう一度、前のような女遊びの生活に戻るだけ


ただそれだけ…


桃「…STAR？聞いてる？？」

「んぇ…！」

桃「ふふっ笑 もう…！今、聞いてへんかったやろ！笑」

「あぁ、ごめんごめん笑」


あまりの驚きで頭の中を整理するのにいっぱいいっぱいやった


でも、もう頭の整理も終わりや

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