kzと成城学園 (ページ30)

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・・・え。ページ30

紅い・・・薔薇。

彩「私が紘を諦めたように麗香も。諦めた。不良グループと決着をつけたのは麗香だよ。」

狂ったように暴れて。

彩「一番弱いのはまぎれもなく麗香。」

強がって傷付く。裏は弱くて触れたら壊れそう。

環「気付かないふりしてたけどねぇ。タトゥーまで入れてたなんて。わかったの最近だよ。」

朔「あいつが寝てた時に見えたのがきっかけだよな。」

彩「朔が見つけたときはひいたけど？」

朔「おい。」

彩「当たり前じゃん。」

黒「麗香の様子がおかしかったのは。」

彩「それだよ。」

環「麗香はねぇ。」

ジュッ。と屋上に煙草を押し付けた。

環「あんな世界にいきてきたから誰も信じらんないだよ。」

信じる事をやめたの。麗香は。

「陽。久しぶり。」

たくさんの花にお菓子がおいてある。

「相変わらず好かれてるね。あのね。彩が紅蘭に戻ってきた。しかもね。毎日仲間を連れてくるから賑やか。」

墓石に指を這わせる。

「ねぇ・・・。何で私おいて先にいっちゃったの・・・？愛してるって。ずっと一緒って・・・言ってたじゃん。」

「神様は意地悪だよ。陽・・・。」

「麗香？」

麗「は・・・？柚希かよ。」

柚「うっわ。お前酷いな。・・・そこ・・・陽の墓・・・。」

麗「知ってんの？」

柚「俺の親友。」

麗「え。マジで？」

柚「麗香ってさ・・・陽の彼女？」

麗「・・・そうだったけど。」

柚「そか。学校は？」

麗「休んだ。」

柚「・・・もう二年か。」

麗「・・・二年もたってたのか。時の流れを感じない。」

柚「麗香。暇？」

麗「これ見て暇なわけない。」

柚「・・・陽さぁ。」