kzと成城学園

はぁ！？ ページ2

麗香サイド〜

「至急。3ｰB松宮麗香・原川朔。1ｰE倉本環奈。理事長室まで繰り返す・・・」

昼時になった放送に思わず眉根を寄せてスピーカーを睨む。私なんかしたか・・・。つかあの理事長苦手なんだよ。

「麗香ーいくぞー」

うぜえくらいの笑顔を作って来た朔に溜め息をつきつつ頷いた。

麗「環奈は？」

朔「そろそろく「れーかー？朔ー？いこー」

誰が見てもお姫様という気がする。そんな容姿を持つ環奈がくる。

麗「行くか。」


コンコン

「入れ。」

朔「で。今日はなに？」

「久しぶりじゃの。麗香嬢・環奈嬢・原川の坊。」

朔「とりあえずその喋り方やめよーぜ。」

「・・・ふぅ。わがままだな。」

わー。普通の喋り方初めて聞いた。

環「今日はなに？」

「あぁ・・・最近あれてるだろう？」

それが何の意味をさすのかすぐにわかった。デビルの件だ。そして薬の件があってから更に学園がまとまらなくなりめんどくさくなった。

「立花を呼んでほしい。」

「・・・は？」

３人揃ってハモった。環奈さえも低い声だ。

環「・・・えーと。つまり。理事長は彩ちゃんがくればなんとかなると？」

「前回だってすごかったしね。」

・・・思い出したくもない。あれは怖すぎる。

「頼む。紅蘭のバイクを増やそう。」

麗「彩の意見をきくまでは分からない。でも私は学園が変わるなら賛成する。」

環「んー・・・ウチも。彩ちゃんがいいのなら。」

朔「待った。もしかしてまた姉貴への挑戦とあるやつ・・・？」

環「だね。」

「それと。麗香。」

麗「・・・んだ？」

嫌な予感が・・・

「屋上で煙草を吸うのはやめてほしい。授業サボってまで煙草はダメだ。」

麗「絶対やめない。彩つれてくればいいんだろ。」

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