手を繋ごう (ページ8)

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シンドンページ8

ようやく兄さんの涙が落ち着いた頃に,,,,兄さんがゆっくりと話してくれた。

手がなんで震えてるのか。

手の感覚が徐々に失われていくのか。

脳に小さな腫瘍が見つかったとか。
↓
今の段階がステージ2っていうのも。

涙を流しながら話してくれた。

辛いのに、苦しいのに,,,,兄さんは一人で抱えていたんだね。

シウォン『手術は出来ないんですか？』

ヒチョル『腫瘍の場所が悪いらしい。手術したら、神経がやられて俺は一生歩けないと言われた。』

ソンミン『ステージ2って,,,,。兄さんの手はもう感覚が無いからさっき、手を炙ってたんですか？』

ヒチョル『俺さ、認めたくなくて・・・。手をさ壁に殴ってみたり手を水で流してみた。でも、痛いのに冷たい筈なのに,,,,感じなかった。だから,,,,火で炙ったら熱いのかな？ってやろうとしたら、ソンミンに見つかったんだ。』

リョウク『だからソンミン兄さんはあのとき大きな声だったんだね。』

ヒチョル『病院行ったら,,,,前の検査よりも腫瘍が1,5mmになっていたんだ。』

兄さん,,,,なんで淡々と話してるの？

悲しくないの？

ヒチョル『なんで俺なんかが！って思った。でも仕方がない事だと思った。』

イトゥク『ヒチョル・・・入院はしないのか？』

ヒチョル『しない,,,。でももう一回倒れたら入院する。』

シンドン『倒れたらって,,,それじゃ遅いよ！！！』

イトゥク『・・・分かった。ヒチョルの我が儘に付き合ってやる。但し、俺達に頼って迷惑かけろ。』

ヒチョル『・・・分かったよ。迷惑かけるな皆。』

キュヒョン『いっぱいかけて下さい。』

俺達は兄さんを支えるんだ。

→EXO編