兄さん！！！！

サンジュウゴ ページ38

店に着き丁度陽の当たるテラス席が空いて居たためそこに案内されればサッと椅子を引いて美兎ちゃんをエスコート。…いやこれはエスコートに入んのか？まあいいや。





美兎「ありがとうございます！…こんな所が本社の近くにあったんですね、、」


『俺も最近知った。笑 ここ良いよな〜。仕事で行き詰まった時とかここのランチとか食べて落ち着いたりしてたし。さ、遠慮なく食べて。』



メニューを美兎ちゃんに見せればうーーん、、と顎に手を当て首を傾げながら悩んでた。無意識なんだろうけど可愛いな。待って俺さっきから可愛いしか言ってなくね？えーー。。。




美兎「決めました！こちらにします！」



指を差したのは季節のパンケーキ、とかいうやつらしい。



ほ〜〜〜〜女の子だなあ。。


『よし。俺も決まった。…すみません。季節のパンケーキ一つとブラックコーヒー…とミルクティーとこのワッフルテイクアウト用にお願いします。』



店員「かしこまりました〜！」




美兎「あれ、Aさんは頂かないのですか？」



『俺甘いもの得意じゃなくて。笑…でも美兎ちゃんが食べてるの見たら少しだけ食べたくなりそうだなって。笑』




美兎「う、なんですかそれ、、」




なんて談笑してたら注文していたものが届いた。



早いな〜。笑




美兎「！、い、いただきます、、！」




『ふはは、どうぞ。笑』



美味しそうに口に頬張る美兎ちゃんは本当に可愛くて。あー写真に収めたいけどな盗撮だよな、、いや社会人と未成年が一緒にいるのも犯罪か？？？



美兎「？…あーん」


『へ、、』


美兎「え？…っ違いましたか？！すみません！！」


なんてフォークを戻そうとする美兎ちゃんの手首を掴みそのまま引き寄せパンケーキを口に入れた。



『…甘い、けど美味い。』


美兎「〜〜〜〜っ、、」



きっと甘いのはこのパンケーキだけじゃなくて美兎ちゃんが食べさせてくれた、のもあるんだろうな。なんて。

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