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Kazuma side
｢っけほ、｣
｢ほんとごめんねぇ...っ。さっきも陣くんに言われたばっかなのに、またやっちゃった...。｣
とんとんと背中を叩いて落ち着かせてくれてる陸さんに犬耳が見える気がすんのは俺だけやろか。へにょんって垂れてるやつ...。
｢んんっ、もう、大丈夫っすよ？｣
｢ほんと？ほんとに大丈夫？｣
｢うん。｣
｢ならいいけど...。ごめんねほんとに...。｣
きゅと優しく抱きしめつつも俺の肩に頭を置いてしょんぼりしてるのが可愛くて、ついふわふわの金髪を撫でていた。
｢ん？なぁに？｣
｢えへ。俺なら大丈夫やから、ね？｣
｢っふふ、ありがと。｣
そう言ってちゅと可愛らしい音を立てて髪にキスをくれたかと思うと、額、顬、頬、瞼、鼻と顔中にキスが降ってくる。なんだかこそばゆくて思わず身をよじると最後にそっと唇を奪われた。
｢...ね、俺がいないと寝れないってほんと？｣
息を整えつつもこくりと小さく頷くと、ふふっと満足そうに笑って、少しだけ腰に回った腕に力が込められる。
｢嬉しいのはほんとなんだよ。それだけは信じてね。...でもね。それでも。俺らの仕事には影響しちゃいけないよね？本当にこんな事言いたくないんだけどさ。｣
｢......っごめん、なさい。今日、久々に陸さんに会うたら何か自分がよう分からんくなって...。今さら言い訳にしかならんけど...。｣
｢そっかぁ。それなら、言ってくれれば良かったのに。例え夜中でもすぐに飛んでくよって言ったじゃん。｣
そうは言うけど、陸さんだって仕事が沢山あって。きっと疲れてるやろうから、俺のワガママで振り回すのは気が引ける。そう思ってつい黙ったままでいると。
｢よしっ。ねぇ壱馬、一緒に暮らそっか。｣
｢へっ？｣
｢そうすればずっと一緒にいられるよ。忙しい時でも顔を見るだけでだいぶ違うだろうし。｣
｢......ほんまに？ずっと陸さんとおれんの？｣
じっと顔を見つめながら聞くと、こつんと額同士がぶつかって自然と距離が近くなった。
｢俺とずっと一緒は嫌？｣
｢っそんなわけない！｣
｢んふ、じゃあ決まりだね。明日、色々見に行こっか。｣
｢やった...！｣
嬉しくて思わず勢い良く陸さんに抱きつくと、けらけらと笑いながらもぎゅうぎゅうと抱きしめてくれる。
俺今めっちゃ幸せやなぁ。
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
