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Kazuma side
出前を届けてくれた配達員さんにちょっとだけ八つ当たりしながら受け取る。ほんまちょっとだけ。...ごめんやん。
｢あっ、おかえり。何だった？｣
｢ただいまです。出前でした、先食べます？｣
｢うん。温かいやつだし、そうしよっか。｣
リビングへ戻れば、ソファの上で火照った顔のままぼーっと座ってる陸さんが。行かさんで良かった...。あんなんで出たら連れてかれてまう。
｢ん、これ結構いけるよ！｣
｢えー、まじっすか？｣
ちょっと疑い気味に言えば、ほんとだって！食べてみてよ！となんの躊躇いもなくスプーンが差し出される。うん、まぁ、もう気にする間柄でもないけどやなぁ。
｢壱馬？どしたの？これ嫌いだった？｣
｢いや、大丈夫っす。いただきます。｣
｢？まぁいいや。はい、あーん。｣
｢...ん。あ、確かに意外といけますね。俺これ好きかも。｣
そうだと思ったとにこにこ嬉しそうな陸さん。あかんわ、これほんまに何も気にしてへん。いっそ憎らしいくらい。...あ。
｢陸さん、ここついてますよ。｣
そう言って、口の端についてたソースを指で取ってそのままぺろりと舐め取ると、顔を真っ赤にしてぽかんとしてる。なるほど、こっちか。
｢？どうしました？｣
｢......そっ、そーゆーの、だ、誰にでも、するの...？｣
｢まさか。ふふ、陸さんだけっすよ。｣
｢ほんと？｣
｢本当です。｣
ふいに俯いて小さい声で聞いてきたと思ったら、あまりにも可愛らしい嫉妬で。手を伸ばし頬を撫でながら伝えてやれば、ほっとしたように手に擦り寄ってくる。というかさっきも思ったけど、今日マジで過去一くらいの甘えたモードやな。こんな陸さん見たことない。
｢ね、そっち行っていい？｣
｢もちろん。｣
｢えへへ、やった。｣
そう言って、向かいから隣へ移動してくると、頭を肩に乗せぴったりくっついてくる。そのまま手を取ったから何をするのかと見ていれば、自分のものと合わせてきゅと恋人繋ぎに。
｢んふふ。｣
｢...はぁ〜っ。マジで今日どうしたんすか、そんな寂しかった？｣
これ以上ないくらい幸せそうに、満足そうに笑うものだから、ついにため息とともに聞いてみる。あんま可愛いことされると、さっきので壊れた理性がヤバいんやけどなぁ...。
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
