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Kazuma side
｢ただいま。｣
｢んふ、おかえり壱馬。｣
｢っそれヤバいっすね。あ、陸さんもおかえりなさい。｣
｢ただいま！あは、なんか分かるかも。ヤバいねこれ。｣
二人してニヤニヤ笑いながら、手洗いうがいを済ませリビングへ。ソファに座るなり、隣に座った陸さんの方へばっと腕を広げた。
｢ん、はい。｣
｢...っ、えへへ。｣
一瞬びっくりしたようにこちらを見たけど、すぐにまたふにゃふにゃの蕩けた笑顔で、ぽすんと飛び込んでくる。
｢んふ、かずまの匂いだぁ。｣
｢あ、今ちょっと汗臭いかも、｣
｢えっ、それ俺の方が臭い気がするんだけど。大丈夫？臭くない？｣
｢んーん、臭ない。陸さんの匂いする。｣
すりすりと胸元に頬擦りをする陸さんの香りを堪能しようと、首元へ顔を近づけ、めいいっぱいに吸い込む。自分ではあまりつけない、甘い香りに思わず口角が上がっていく。
｢ん、陸さん...、｣
｢っかずま、んっ、ぁ...ふぁ、｣
陸さんの頬を両手で包みこみ、ぐっと顔を上げさせると、そのまま顔中にキスを降らせた。最後にちゅうっと唇に吸いつけば、俺の服をぎゅと握りしめながらも必死についてくる。マジでめっちゃ可愛いんやけど。
｢っ...ふ、っすいません、我慢できなくて、｣
糸を引きながら唇を離し謝ると、ふるふると首を振って、もっととでも言うように縋りついてくる。
｢かずま、すき。｣
｢っ今それは、反則っすよ...、！｣
どろどろの甘い蜜で満たされた瞳に、これでもかと気持ちが込められた言葉。その両方をがっつりくらって、理性なんてものは木っ端微塵に砕け散った。
｢ぁ、ん...ぅ、か、ずまぁ...ｯ、｣
｢っりく、...っ、｣
さっきのキスが生温く感じる程、激しくお互いを求め合う。不意にぐいと腰を抱き寄せると、その意図を分かってくれたのか、陸さんが俺の足を跨いで座った。どこにも隙間がないくらい抱きしめあって、いざTシャツの下に手を入れようとした時。ピーンポーンとインターホンが鳴って、二人ともぴたりと動きを止めた。
｢.........鳴ったね。｣
｢...鳴りましたね。っあ゛ぁーもう！...ちょっと行ってきます。｣
誰やねん邪魔しやがってシバくぞ、なんてイライラしながら出れば、帰る途中で頼んでおいた出前。...怒るに怒れんやん。
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
