Kaisei & ○○go.Y ページ1
Kaisei side
｢ただいま...、...？？｣
もうちょっと早く帰るつもりだったんすけど...！なんて、用意していた言い訳を口から出すこともなく、ちょっと拍子抜けする。遅くに帰った時はいつも玄関で仁王立ちしているのに。しかも、しかめっ面で。
｢え、めっちゃ静か。｣
この時間ならいつも観てるはずのテレビの音も聞こえないし、もしかしたら寝てるのかもと思って、そーっと音をたてないように寝室へ向かう。
｢...あ、れ。...っ。｣
起こしちゃ悪いしとそっと扉を開けると、そこには朝慌てて脱ぎ捨てていった俺のトレーナーを着て、にこにこ笑ってる恋人の姿が。は、今までそんなんしたことなかったのに。
｢かいせーの...、ふふ。｣
俺のやからもちろんぶかぶか。やし...えぇ...、だぼだぼなんめっちゃ可愛いんやけど。どうしよ。このまま眺めてたいのは山々なんやけど、そーっと近づいていって抱きしめたい気持ちもあるんよな。なんて、悩んでると。
｢......、っ！？｣
｢あ。｣
ふわふわ笑顔のままの可愛い恋人と目が合った。瞬間、すんっと何もなかったかのように真顔になって、着ていたトレーナーを脱ぎだすから慌てて駆け寄る。
｢ちょ、待って待って...っ！｣
｢っ、待たん！｣
｢何で！｣
｢何でもじゃ！離せ！｣
｢嫌や！絶対離さん、ぃてっ！｣
と、まぁこんな感じで。およそ5分ほどの格闘の末。見事勝利しました。途中、何度か痛い思いしたけど。ちなみに、未だトレーナーを着たままの彰吾さんは、相当嫌なのか顔も見せてくれません。
｢彰吾さーん。｣
｢......何。｣
うわ、機嫌最悪やん。...仕方ない。俺に後ろから抱きつかれてる状態だった彰吾さんを、ベッドで胡座をかいた上に乗せて顔が見えるようにする。めっちゃ眉間にシワよってる笑
｢もー、そんな不機嫌ならないでくださいよ笑｣
｢嫌じゃ。｣
｢そう言うと思いました。｣
｢なら離せ。｣
｢嫌です。何でこんな可愛い格好してるのに離さなくちゃならないんですか。｣
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
