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10月の終わり頃、ダンサー班がグループで参加していたコンテストで、
みんなは見事に最優秀賞を獲ってきた
その日はニューヨーク組で夜集まって、遅くまでお祝いをする
「「「「かんぱ〜い！」」」」
そういって私たちが飲むのはオレンジジュース。
「本当におめでとう！」
みんなが口々におめでとうって言う
わたしも心から
「おめでとう！！」を伝える
ダンサー班のみんなは本当に達成感に溢れていて、一足先に、ダンサー班はひと段落がつく
「次は、シンガー班だね」
そういって微笑むティラノ
「うん、頑張らなきゃ」
そう言って、強い瞳で答えるゆいちゃん
ゆいちゃんは来週オーディションを控えていて、シンガー班の中では1番早い
わたしは11月の半ばだから、シンガー班の中では1番遅い
「ゆいちゃん、頑張ろう」
そう言って強く手を握る
「ダンサー班に、続かないとね、私たちも！」
そう言ったシンガー班のリーダー的存在、彩未ちゃん
「うん、そうだね」
わたしはそう言った
頑張らなきゃ、そう思えた日だった
次の週、その日はゆいちゃんのオーディションの日
ゆいちゃんは、1次がデモテープでの審査、2次は作詞の審査
どれも、非対面式の審査だから、今日が初めての対面式の審査となる
朝、オーディションに向かうゆいちゃんをみんなで見送って、エールを送る
その日、ゆいちゃんは帰ってこなかった。
実家に帰る
というメッセージが送られてきてから、3日間経ったけど、ゆいちゃんは帰ってこない
ゆいちゃんが帰ってこないまま、彩未ちゃんのオーディションの日がやってくる
ゆいちゃんのことは心に引っかかるけど、彩未ちゃんのことは笑顔で送り出したかった
会場に向かう彩未ちゃんの後ろ姿に、頑張れって、祈りを込めた。
寮に帰ってきた彩未ちゃん
目が少し腫れていた。
「最終で、落ちちゃった…。」
そう言って、無理に笑う彩未ちゃん
「彩未ちゃん、お疲れ様」
なんて声をかければいいのか分からず、頭で必死に考える
「私ね、いまならゆいの気持ちがわかる」
「え？」
「友達に聞いたんだけど、ゆいも最終で落ちたんだって」
「…そっか、」
「もちろん、オーディション、最終まで行って落ちると結構メンタルやられる」
「でもね」
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にゃんちゅ(プロフ) - 久しぶりに一作目から見たら消されたページ多すぎて(涙)大好きな作品なのに〜 (3月24日 19時) (
レス) @page50 id: b85d4cfa80 (このIDを非表示/違反報告)
meimei(プロフ) - 花男のイメージソングにもなっている大塚愛の『プラネタリウム』が脳内で流れてくるくらい、素敵なお話です！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: a13d06126a (このIDを非表示/違反報告)
mmm1279(プロフ) - 久々に素敵な作品に出会えて感動しています。更新楽しみにしています。 (2020年4月28日 0時) (レス) id: 66f076b2ba (このIDを非表示/違反報告)
おい田中 - 何か､更新日時が変わってるのに131までしか見れないんです｡皆さんどこまで見てれますか？ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 5473afbb93 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ ? `*)(プロフ) - 久しぶりに占ツクにハマりました、もうこの作品の虜です！応援してます！ (2020年4月27日 21時) (レス) id: 710bba1f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年4月25日 15時
