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次の日、新しい制服に腕を通して、学校へと向かう
寮の下へ降りると、そこには
「Aちゃ〜ん！遅いよ〜」
って大きく手を振るティラノ
そして、ニューヨークで一緒に過ごしたダンサー班とシンガー班の友達
「ごめん、遅くなった！」
「遅いよ〜」
「おはよ〜Aちゃん！」
走って駆け寄る
髪を一緒に染めに行ったゆいちゃんも同じく学校に転入する
2人で色々話して歩いてると、みんなの軍団から少し遅れてしまう
すると、気づいたティラノが
「Aちゃん！ゆいちゃん！遅い！」
って、振り返りながらいう
髪を明るい色に染めたティラノがどこか
前に、先を歩く京本くんが
「遅い」
そういって振り返る姿に少し似ていて
一瞬、ティラノが京本くんに見えた
ティラノじゃなくて、京本くんが見えた
「ごめん〜！」
って走ってみんなを追いかけるゆいちゃんに比べて
動揺してしまったわたしは、一瞬時が止まった
ハッとして慌てて追いかける
新しいクラスに少し緊張していたけど、みんな転校生には慣れてるみたいで、すぐに仲良くなれた
役者のタマゴや、既に有名な子、駆け出しの新人など、クラスには色んな人がいた
「、すごいところに来ちゃったな、」
単純にそう思った
勉強もちゃんとするけど、前みたいに出欠に怯えることもなくなったし、音楽と勉強、ちゃんと両立できてる
学校とレッスンと寮の往復の日々
気がつけば、11月に入ろうとしていた
心にポッカリと開いた穴も、時間が経てば少しずつ、塞がってきた気がする
2年2組のみんなや、学校のみんなも
時間と共にわたしのこと忘れていくんだろうな
そう思った
というか、思い出すことが少なくなってきた
それくらい、今はオーディションが迫ってきていて、レッスンや自己練習、作詞に作曲、それに勉強。
自分のことで精一杯、学校だって、休む日が増えた
ダンサー班も、コンテストやオーディションが迫ってきている
それでもみんなは、
今の時期、自室に引きこもってしまいがちなシンガー班をダンサー班は外に連れ出して、
ニューヨークの思い出話や、自分の夢などを語り合って、お互いが壊れないように、みんなで支え合っていた
そうしてないと、お互いに壊れてしまいそうなくらい、みんながみんな、追い詰められていた
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にゃんちゅ(プロフ) - 久しぶりに一作目から見たら消されたページ多すぎて(涙)大好きな作品なのに〜 (3月24日 19時) (
レス) @page50 id: b85d4cfa80 (このIDを非表示/違反報告)
meimei(プロフ) - 花男のイメージソングにもなっている大塚愛の『プラネタリウム』が脳内で流れてくるくらい、素敵なお話です！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: a13d06126a (このIDを非表示/違反報告)
mmm1279(プロフ) - 久々に素敵な作品に出会えて感動しています。更新楽しみにしています。 (2020年4月28日 0時) (レス) id: 66f076b2ba (このIDを非表示/違反報告)
おい田中 - 何か､更新日時が変わってるのに131までしか見れないんです｡皆さんどこまで見てれますか？ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 5473afbb93 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ ? `*)(プロフ) - 久しぶりに占ツクにハマりました、もうこの作品の虜です！応援してます！ (2020年4月27日 21時) (レス) id: 710bba1f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年4月25日 15時
